『聖闘士星矢』のファンならば、知らない人は一人もいない龍座(ドラゴン)の「紫龍(しりゅう)」。彼の息子として『聖闘士星矢Ω』に登場するのが、今回ご紹介する「龍峰(りゅうほう)」です。父を心から尊敬する「龍峰」は、穏やかな物腰ながら強い意志を内に秘めています。
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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■傷ついた父の体を戻すという悲願
マルスとの戦いで「魔傷」と呼ばれる傷を負った父「紫龍」は、五感のほとんどを失ってしまいました。五老峰の大滝の前に座ったまま動く事もままならず、それでも小宇宙(コスモ)によって「龍峰」の師として彼を導き続けた「紫龍」の全身は、魔傷に侵されています。
尊敬する父のそんな姿を見た「龍峰」は、自分が強くなる事で父の体を治したいという明確な目的のもと、過酷な旅を続けるのです。戦いが終わり、父の傷が癒えた後は第一線を退くつもりでしたが、嫌々ながら続けていた修行の最中に敵に襲われた事で、更なる強さに目覚め再び戦いに身を投じることを決意。龍座の聖闘士という事もあり、「大切な人を守る」という思いは誰よりも強いようです。
■仲間に優しく、敵には容赦しない
龍峰の優しさは、両親だけでなく全ての仲間に対して発揮されます。傷付いた仲間を思いやり、庇うような言動が多いのはやはり龍座ならでは。青銅聖闘士最強、全聖闘士の中でも屈指の強さを誇る盾は旧作同様です。一方で、一度敵と認識すると一切の容赦はせず全力で戦う武人としての強さも持ち合わせる「龍峰」。さすがは伝説の聖闘士といわれた「紫龍」の息子です。
■天馬座(ペガサス)の光牙(こうが)を強く意識
天馬座の聖闘士といえば、父「紫龍」が龍座として現役で戦っていた頃にも因縁のあった相手。現在の龍座である龍峰も、星矢(せいや)から天馬座を受け継いだ光牙に対し、初対面の頃からどこか意識している節があります。ストーリー序盤には遠慮もあってか「光牙くん」と呼んでいましたが、中盤以降に友情が芽生え光牙に対して今まで見せたことのないような表情で激昂。以来「光牙」と呼ぶようになります。
優秀な父親を持つキャラクターは、父以上の才能を発揮して周囲を見下すか、父にコンプレックスを抱いている事が多いです。しかし、「龍峰」はそのどちらでもなく、ストーリー序盤には病弱な一面も見られました。素直で優しく、そして強く成長した「龍峰」。可愛らしい外見と男前な一面を併せ持つ彼の魅力に、ぜひハマってみてください。
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★記者:氷雨みやこ(キャラペディア公式ライター)