血行悪そうな人、結構います〜肩こりや冷え性の原因にも

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2015年12月17日 18:00  QLife(キューライフ)

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4〜5人に1人は、1日10時間以上「身体不活動」の状況

 現代人の多くが悩む肩こり。後頭部から肩、肩甲部にかけて筋肉がこわばり、不快感や鈍い痛みなどの症状を伴うものです。ひどい場合は、頭部、顔面、上肢の痛みを伴うこともあります。また、女性に特に多い冷え性。今や女性の2人に1人が悩んでいるといわれていますが、ただ辛いだけでなく、他の疾患の病態を悪化させるという危険もあります。これらの原因の1つが血行不良です。長時間同じ姿勢でいつづけたりすること(身体不活動の状況)で起こることもあります。

 身体不活動の状況には以下のようなものがあります。

・机やコンピュータに向かう時間(仕事、勉強、読書など)
・テレビを見ている時間
・座って会話をする時間
・車に乗っている(運転している)時間
・電車で座っている時間 などなど

 身体不活動の状況は血行が悪くなるだけでなく、運動不足にもつながります。

 先日、厚生労働省が発表した平成25年「国民健康・栄養調査」によると、身体不活動の状況が、1日に10時間以上あるのは、平日で男性25.8%、女性20.3%、休日で男性27.6%、女性21.4%もいることが分かりました。年齢別にみると、その割合は、男性では平日は50歳代、休日は30歳代が高く、女性では平日、休日ともに20歳代が最も高いことが分かりました。

約7人に1人が「定期的な運動、やる気一切なし」

 では逆に、定期的に運動している人の割合はどうでしょう。「1回30分以上」「週2回」「1年以上継続」の3要素をクリアしている、「運動習慣のある人」の割合は、男性で33.8%、女性で27.2%でした。年齢別では、男女ともに30歳代が最も低い結果となりました。

運動習慣「ある」人の割合(厚生労働省 平成25年「国民健康・栄養調査」より)

 「運動習慣」の実践も含み、「日常生活で体を動かすことを実行していて、十分に習慣化している」と回答したのは、男女ともに3割を超えています。年齢別では、男性で70歳以上、女性で60歳代が最も高く、それぞれ44.9%、43.1%でした。一方、「実行していないし、実行しようとも考えていない」人の割合は、男性では30歳代、女性では20歳代が最も高く、それぞれ13.4%、12.6%でした。

 「健康日本21(第2次)」では日常生活における歩数の目標として、20〜64歳男性で 9,000歩、女性で8,500歩を、65歳以上の男性で7,000歩、女性で6,000歩を提唱しています。「運動習慣」まで行かなくとも、適度な運動で健康を保ちたいものですね。(QLife編集部)

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