東日本大震災から5年目を迎える「チャリティー年賀状」をご存じだろうか。復興支援活動のひとつとして、全国の学生が作った年賀状デザインを商品化することで、その売り上げの一部が寄付され、被災校の子どもたちを支援するというプロジェクトだ。
今年のチャリティー年賀状では、東日本大震災の被災校である宮城県気仙沼市立唐桑中学校において「チャリティー年賀状 デザイン教室」を実施。実際に子どもたちがその場で制作した年賀状のデザインが、新たなラインナップとして販売開始されている。
唐桑中学校の1年生41名が取り組んだ力作は、いずれもシンプルながらユニークなデザイン。というのも今回のデザイン制作は、台紙となるテンプレートと基本図形のパーツを用いて、積み木やパズルのように構築する方法で行われたから。
生徒たちは、丸・三角・四角といった形とさまざまなカラー・サイズのパーツを自由に組み合わせることで、想像力を最大限に働かせながら制作。なおこの手法は、人間の視覚における“見慣れたカタチを追ってしまう癖”を制作におけるモチベーションとして利用しているのだという。
お正月の風景や来年の干支であるサルをイメージした作品をはじめ、気仙沼特産のカツオや同地の風景をモチーフにしたものなど、創造力豊かな作品は一見の価値がある。
なお、こちらのデザイン教室で生まれた全50作品は、年賀状作成サービスの「ネットで年賀状」「スマホで年賀状」を通じて1枚130円(年賀はがき代含む)で購入可能。1枚利用されるごとに10円が一般社団法人ウェブベルマーク協会へ寄附し、震災復興に必要な学校備品や設備、教材などの購入に充てられるという。
・
チャリティー年賀状デザイン教室 in 気仙沼市立唐桑中学校http://www.i-studio.co.jp/charity-nengajo/design-workshop/
・
チャリティー年賀状 オフィシャルサイトhttp://www.i-studio.co.jp/charity-nengajo/
・
スマホで年賀状(ネットで年賀状)https://net-nengajo.jp/