中国の大学、授業中はスマホを「専用ポケット」に。取り組みは大成功!

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2015年12月24日 10:52  Techinsight Japan

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太原理工大学で“STOPスマホ”の新取り組み(画像はnews.163.comのスクリーンショット)
太ももの上でこっそりとスマホをいじれる状態で、教師の説明などどれほど耳に入っているものか。学生からそれを取り上げることさえできたら、と指導する側が苦々しい表情で語るのは洋の東西を問わない事実である。そんな中、中国・山西省の大学の新しい取り組みが成功して話題を呼んでいる。

この画像は中国のメディア『網易新聞(news.163.com)』によるその記事のスクリーンショット。山西省太原市に位置する「太原理工大学(Taiyuan University of Technology)」のある教室だ。手前のたくさんあるカラフルなポケットには各人の携帯電話が収められている。スマホに気を取られることがなくなった学生たちのこの真剣な表情に、何も感じないと言えばウソになるのではないだろうか。

すべての学生が授業開始のベルが鳴る前に教室前方に設けられたこの保管ポケットに自分たちの携帯電話を入れる、最近になってそう決まったというこの大学。教員らは「今の若者のスマホ依存はもはや異常。若いうちの真面目な勉学は将来のため。厳しいようだがこれくらいしなければなるまい」と語る。また「全中国女性協会(All China Women’s Federation)」がスマホがもたらす問題について少し前にこんな調査結果を発表し、波紋が広がっていたことも大きなきっかけだという。

“既婚者の68%がスマホのせいで結婚生活が破たんしかねないとの危機感を抱いている。家族、親類、友人らと一緒にいながらも自分だけはスマホに夢中。これをやめない場合、その人の周辺で人間関係や日常生活の歯車はどんどん狂っていくことが判明した。”

その取り組みを導入した後も、特にトラブルなどは起きていないという太原理工大学。高校あたりまで「隠れスマホは禁止」という規則を真剣に捉えていなかったような学生たちも、さすがに大学生にもなるとスマホから解放されて勉学に専念することの大切さを理解するのであろう。中国の主要メディアがこの様子をこぞって紹介しており、中国のほかの大学もその取り組みには大きな興味を持ったもよう。世界中の大学で同様の動きが広まる可能性もなきにしもあらずだ。

※ 画像はnews.163.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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