週1回以上利用する人が3割以下に減少
薬だけでなく日用品や食品、お菓子など品揃えの豊富なドラッグストア。大型店舗も増えて、海外からの観光客が“爆買い”する姿も近年ではよく見られています。ところが、日常的にドラッグストアを利用する人の数は減少傾向にあることが、マイボイスコム株式会社の調査でわかりました。
10代以上の男女1万252人に調査したところ、週1回以上、ドラッグストアを利用する人は25.6%。最も多いのは「月1回以下」の35.5%で、「月2〜3回」が32.1%と続きました。しかも、「週1回以上」利用する人の割合は年々減少傾向なのです。
「週1回以上」利用が最も多かったのは2005年で36%。2006年は33.8%、2009年は28.8%と3割を切りました。2011年は28.9%と横ばいでしたが、前回調査の2013年は27.2%に。一方、「利用しない」人の割合は増加しています。
重視するのは「安さ」と「品揃え」
直近1年間に利用したドラッグストアを聞いたところ、「マツモトキヨシ」「サンドラッグ」「ウエルシア」が上位に。過去の調査結果と比較すると、「マツモトキヨシ」と「サンドラッグ」は減少している一方、「ウエルシア」は前回調査より4.9ポイント上昇しました。
また、ドラッグストアで購入する商品は「市販薬」だけでなく、オーラルケア用品や日用消耗品、お菓子やアイスクリームなど、薬に限らないことが明らかに。ドラッグストア独自のプライベートブランド商品を直近1年間で購入した割合は3割弱で、購入経験者は3割強でした。
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ドラッグストアを利用する際に何を重視するかでは、「価格が安い」「品揃えが豊富」「場所が便利」「ポイントなどのお得なサービス」などを挙げる声が多く聞かれました。利用が減少傾向にあるとはいえ、安くて便利なドラッグストアはやはり身近な存在と言えそうですね。(林 渉和子)
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