セグウェイには、興味がなかった。でも、こいつなら話は別だ!
これまでのセグウェイは乗り物だった。筆者は歩くのも走るのも好きだし、体力もあるので必要なかった。
しかし、最近発表されたセグウェイの試作機は、まったく別のカテゴリーのデバイスとなっている。
まるで『R2-D2』のように勝手についてきたりするのだ。
顔があるセグウェイ
セグウェイ社は、2016年中に、デベロッパーに対して、ソフト等開発用の試作機を出荷することを目指しているという。
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この新型セグウェイ、従来のセグウェイと同様に乗ることもできる。この点では、『R2-D2』よりも有用だ。
そして、頭部にはスマートフォンのようなディスプレイを備えている。まるでロボットの“顔”のように。
ディスプレイの上部には、深度センサーや対象物追跡用の魚眼レンズ、そして撮影用カメラなどが搭載されている。対象物を3Dで認識することができるのだ。
そしてこの『セグウェイ・ロボット』は、ひとが乗らなくても自身でバランスをとり、移動することができる。オーナーを認識して後からついてくることもできる。
機能拡張にも対応
『セグウェイ・ロボット』は、ほかのスマートデバイスと通信して、連動して動くこともできる。
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例えば、出先でスマートフォンを通して『セグウェイ・ロボット』が撮影している、自宅の中の様子を見ることもできる。
また『セグウェイ・ロボット』は、マイクロフォンを備えていて、音声による指令を聞いて動くこともできる。
アンドロイドをプラットフォームとしているので、デベロッパーにとっては関連ソフトの開発が容易だ。
また、アクセサリーをつけて機能を拡張できるようにということも考えられている。
モーター出力は800W。時速18km/h出すことが可能で、航続距離は最大30kmだ。
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この『セグウェイ・ロボット』で圧倒的に期待できることは、その機動力だ。既に、セグウェイはモビリティとしてさまざまな場所で採用されている。そのノウハウが生かされれば、信頼性は高い。
それだけが理由だろうか? 動画を見ると、これまでのパートナー・ロボットの類と比べて、“ドロイド感”が強い。道案内どころか、犬の散歩や郵便の投函くらいなら、できそうなくらいの期待感を覚える。
この『セグウェイ・ロボット』を見ると、急速にパーソナルなロボットの普及が現実的に感じられてきた。
【参考・画像】
※ SEGWAY
【動画】
※ Segway’s Personal Robotic Project Unveiled – YouTube