ストレスで食べたくなる甘いものといえば？

3割以上の人がほぼ毎日ストレスを感じている

　ストレスチェック制度が施行されて2か月が経とうとしています。多くの人がストレスを抱えて生きている現代ですが、その原因や解消法は、人によって大きく異なります。そこで株式会社マーシュは、現代人のストレス事情の調査を実施しました。

　日頃ストレスを感じているという20代から60代の400人に、「何にストレスを感じるか」を聞いたところ、「仕事の内容」が71.5％で最多。「仕事の人間関係」「金銭面」と続きます。女性の40代から50代では「金銭面」「家事」を挙げる声が多くありました。

　ストレスを感じる頻度は、「ほぼ毎日」が30.8％で最も多く、特に女性の50代では55.0％と半数以上に。ストレスレベルは「高（23％）」「中（52.5％）」「低（24.5％）」という結果でした。男性20代と女性50代で、ストレスレベル「高」との回答をする人が多くいました。

女性はストレスで「食欲が増す」傾向に

　多くの人が日々感じているストレスは、どのような悪影響を及ぼしているのでしょうか。回答者の7割は、ストレスが原因で身体に不調が出ると答えています。「頭痛」「食欲が増す」「胃痛」が上位で、女性の20代から40代は「食欲が増す」がとくに高く、なかでも「甘いもの」が食べたくなるという傾向が。具体的には「チョコレート」を挙げる人が多く見受けられました。

　ストレス解消法で多かったのは「寝る・ゆっくり休む」。また、平日と休日に違いがあり、平日は食べることや飲酒による解消法を選択する人が多く、休日は、女性では「家族や友人と話す」「旅行をする」「本や漫画を読む」など、平日より解消法が多様化していることがわかります。一方の男性、とくに20代から30代は、休日も飲酒でストレス解消する傾向が高いようです。

　ストレスのない生活を送るのは難しいでしょうが、なるべく溜め込まないよう普段から工夫することも大切です。さらに自分なりのストレス解消法を見つけることで、心身ともに健康な生活を送れるように心がけましょう。（林　渉和子）

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