駆け込み乗車、店員に横柄な態度…　日常のNG行動に隠された本性を分析

好きな人の前では、気を張っていい自分を見せようと努力するもの。でも、ふとした場面で無意識に本性が出てしまっていることも…。人はどんな場面で隠しておきたい「本当の自分」が露になってしまうのでしょうか？ 心理カウンセラーの清水おりえ先生にお聞きしました。

気になる人がカウンター席に座ったらチェック！ カバンを置く場所≒恋人との関係性


「基本的には、ハプニングやイライラしたときにその人の本質が現れます。具体的に周囲に悪い印象を与えるNG行動が出やすいシチュエーションと態度、そこから読み取れる性格や心理は以下の通りです」（清水おりえさん）

1.レストランで料理に毛が入っていたとき、店員を呼びつけて、大声で文句を言う

　気に入った人には丁寧に接するが、自分に賛同しない人には圧迫を仕掛ける傾向がある人。弱い人には強い態度をとるが、相手に強い態度を取られると、しり込みしやすい一面も。常に自分が正しいと思っていて、もし自分に非があるときでも正当化することもしばしば…。また、横暴さをカッコよさだと誤解していることも少なくない。異性に対しては、実際よりも良く見せようと見栄を張る傾向アリ。


2.発車ぎりぎりの電車に飛び乗ろうとする人、赤信号を渡ろうとする人

　常に損得勘定が働いている人。「いかに効率的に行動するか」を大切にしている。忙しい自分に喜びを感じやすく、その中でも効率的に行動する自分のことを高評価してほしいと思っている部分もある。効率を重視する分、恋人とのデートでケチな部分を発揮するかも。


3.コンビニでお金を投げるように支払う

　人間関係を上下・優劣で区別したがる人。周囲を威嚇する振る舞いは、本当は自分が弱いと自覚があるからこそ。横柄な態度や悪びれていることで周りの人間が自分を恐れるように仕向けたいと考えている。自分を持ち上げてくれる人や、言うことを聞いてくれる人を恋人にしたがります。


4.タクシーの中でドライバーに横柄な態度をとる

「お客様は神様だから」という、店側の言い分を勘違いしている人。この手の人は、タクシーのみならず、ショップ店員やレストランなどでも同じように接することが多い。偏った価値観を信じやすい傾向が。恋人にも『自分は立派な人間なのだ』と強調したいため、学歴・年収・仕事など自分で誇りに思っていることに口を挟まれると、手がつけられないくらい怒りそう。


5.ドライブの途中で、通行者やほかの車に悪態をつく

　外面はいいが、内弁慶なタイプ。何かのきっかけで不満を発散させたいと思っていることが多い。しかし、はけ口を見つけるのが苦手なので、こういった場面で悪態をついてしまう。自尊心が高く、叱られることを嫌う一面も。人当たりがよく、恋愛に発展しやすいタイプですが、付き合ってから態度が傲慢になったり、Sを発揮するなど、性格が豹変する部分もあります。


6.口論になったとき、人に物を投げる・粗末に扱う

　口下手であり、基本的に不満を言わずに我慢をするタイプ。「自分はちゃんと考えてやっているんだ。もっと理解を示してほしい」といつも根底に不満があることが多い。我慢の限界になると破壊行動をとって、心のバランスを保とうとする。恋愛でも不満を溜め込み、些細なことで突如怒りが爆発したり、理不尽なわがままを言うなど、しばしば大人げない部分が露呈されそう。


7.食べ方が汚い

　幼稚で反抗的なタイプ。食べ方が汚い自分を見て相手が不快に感じることも、迷惑のひとつだと気付けていない未熟さがある。無責任な部分もあり、面倒や嫌なことからのらりくらりと逃げたがる性格。よくも悪くも、周囲からどう見られているのか、どう見られたいかを考えて行動する習慣がない人。幼さが「かわいらしさ」に思われて、異性ウケすることもあるが、高級店にも出向く年頃になったころ恋愛対象から外されそう。

　うーむ…。どれも印象を下げる行為だというのは理解できるのですが、悲しいかな、自分にも思いあたるNG行動がいくつかありました。こうした行動は、一緒にいる相手に不快な気持ちを与えてしまうし、デート中にしようものなら一気に恋愛感情を冷めさせてしまうこともあるので、より注意が必要かも。皆さんは自分に当てはまるNG行動はありませんでしたか？

（冨手公嘉/verb）