【アニメ漫画キャラの魅力】作中最強のわがままモンスター「波野イクラ」の魅力とは?『サザエさん』

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2016年02月03日 10:30  キャラペディア

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「ノリスケ」と「タイコ」さんの子供「イクラ」ちゃん。寝ている以外は何かしら騒ぎを起こしています。自分が欲しいものを手に入れるまで泣き、やりたい事は他の都合におかまいなくやり続けます。まるで聖帝サウザーと雲のジュウザが一緒に来たようなもの。もう手がつけられません。そんな中、比較的解決に貢献しているのは「カツオ」でしょう。彼は直接的に「イクラ」ちゃんを説得したりせずに、興味を他に向けさせたり何かに置き換える事でイクラちゃんの暴走を止める事に成功します(もちろん、その後にタイコさんから貰えるであろうご褒美が主な目的ですが・・・)。


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⇒波野イクラとは?(サザエさん)
http://www.charapedia.jp/character/info/17847/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■「メシ・風呂・寝る」!?

 推定1歳くらいのイクラちゃんのボキャブラリーは、ご存知の通り「ハーイ」「チャーン」「バーブ」だけで、まるで高度成長期における父親の「メシ・風呂・寝る」のようですが、本人なりにこの少ないボキャブラリーの中に意思表示を込めており、比較的両親と近い存在の「タラちゃん」にだけは、多少複雑な意味も汲み取れるようです。

 かつてもう少しボキャブラリーを増やそうという試みもあったようですが、イクラちゃんが喋った事に対して視聴者からの苦情が来たらしく、また例の“3つの言葉”に戻したそうです。声優の桂玲子さん(カオリちゃんやリカちゃんの声も兼任)も、この3語に色々な意思を込めるのに苦労したとの事。3語だけなので「録音して流しているのではないか?」などという疑惑もあったようですが、イクラちゃんの出番のある時は毎回スタジオ入りしてその都度きちんと録音しているとの事です。

■物語を動かす原動力

 イクラちゃんのわがままは、一見困った行動ではありますが、『サザエさん』の世界には“自然解決出来るような揉め事”が欠かせません。『ちびまる子ちゃん』では、解決しない(出来ない)ままに全員が石化してラストになってしまいますが、『サザエさん』の場合、どれだけ「イクラ」ちゃんがおかしな物に凝って周囲が困ったとしても、時間の経過もしくは、他の物へ彼の関心が移る事で自然解決するのです。大人がやれば不自然な事でもイクラちゃんなら許されます。イクラちゃんの“困った行動”が無くなると、『サザエさん』はモチーフを2割方失うようなもの。今後イクラちゃんの起こす様々な“魅力的な騒動”、そしてそれを解決に導く「カツオ」や「タラちゃん」の活躍が楽しみですね。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ルーデル(キャラペディア公式ライター)

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