C・ロナウドが強烈先制弾…レアルが敵地でローマ撃破、8強へ前進

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2016年02月18日 06:40  サッカーキング

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先制点を決めて喜ぶC・ロナウド(中央) [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグが17日に行われ、ローマとレアル・マドリードが対戦した。

 グループEを2位通過したローマは、12日のセリエA第25節カルピ戦で3−1と快勝。リーグ戦4連勝と上り調子でレアル・マドリード戦を迎えた。中4日で臨むファーストレグ、ルチアーノ・スパレッティ監督はカルピ戦から先発メンバーを1名変更。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコはベンチスタートで、同MFミラレム・ピアニッチがスタメン入りを果たした。最後尾はポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー、最終ラインは右からイタリア代表MFアレッサンドロ・フロレンツィ、ギリシャ代表DFコンスタンティノス・マノラス、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガー、フランス代表DFリュカ・ディニュが並ぶ。中盤にはベルギー代表MFラジャ・ナインゴランとフランス人MFウィリアム・ヴァンクール、イタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィ、エジプト代表FWモハメド・サラーが入り、アルゼンチン代表MFディエゴ・ペロッティが前線を務める。また、イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ、元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティがベンチ入りで戦列復帰している。

 一方、グループAを首位で突破したレアル・マドリードは、13日のリーガ・エスパニョーラ第24節アスレティック・ビルバオ戦で4−2と打ち合いを制した。ジネディーヌ・ジダン監督の就任後、6試合で5勝1分けと無敗を維持している。中3日で迎えるアウェーゲームでは、先発メンバーを2名変更。負傷欠場が心配されたブラジル代表DFマルセロが左サイドバックを務め、中盤にはスペイン代表MFイスコが入った。そのほか、コスタリカ代表GKケイロル・ナバス、フランス代表DFラファエル・ヴァラン、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、同DFダニエル・カルバハル、ドイツ代表MFトニ・クロース、クロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチ、同MFルカ・モドリッチ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、フランス代表FWカリム・ベンゼマが先発メンバーに名を連ねた。

 立ち上がりはレアル・マドリードがボールポゼッション率を高め、ローマがカウンターを狙う展開で推移。ただ、互いに決定機を作ることはできず、静かな内容となった。しっかりと守備ブロックを形成するローマに対し、レアル・マドリードはなかなか危険なスペースへボールを入れることができない。ローマは高い集中力を保ち、サラーが時折、高速ドリブルでカウンターの起点となって応戦した。

 25分以降はレアル・マドリードがセカンドボールの攻防で圧倒し、ボールポゼッション率をさらに高めていく。ようやく迎えたチャンスは33分、左サイドからのC・ロナウドのパスを受けたマルセロが左足ダイレクトボレーで狙ったが、わずかに枠を逸れた。

 ゴール前でのプレーは少ないながらも、緊迫感に満ちた内容となった一戦。35分を経過するとローマが盛り返し、右CKのチャンスからヘディングシュートでゴールを狙う場面もあったが、均衡を破ることはできなかった。前半は0−0で終了した。

 後半立ち上がりはローマが積極的なプレスでボールを奪い、前半よりも激しい展開でスタート。55分にはフロレンティからのパスを受けたエル・シャーラウィが最終ラインの背後を取ってペナルティーエリアに入ったが、飛び出してきたGKのK・ナバスに阻まれてシュートには至らなかった。

 しかし、ワンチャンスをモノにしたのはレアル・マドリードだった。57分、左サイドのマルセロから縦パスを受けたC・ロナウドが、ペナルティーエリア左角で鋭い切り返し。マークを外してシュートコースを作り出すと、右足シュートを鮮やかにゴール右隅へと突き刺した。アウェーのレアル・マドリードが均衡を破った。

 ホームでビハインドを負ったローマは64分、エル・シャーラウィに代えてジェコを投入して打開を図る。また、同じタイミングでレアル・マドリードはイスコを下げ、マテオ・コヴァチッチをピッチへ送り出した。

 71分、ローマは右サイドをサラーが突破し、グラウンダーのクロス。ニアサイドへ飛んだが、ヴァランが間一髪でクリアした。直後には、ジェコが右サイドからのクロスをペナルティーエリア内で収め、2人を背負いながらポストプレー。後方に戻したボールをヴァンクールが右足ダイレクトで合わせたが、強烈なシュートは枠の右に逸れた。

 対するレアル・マドリードも73分、右サイドでパスを受けたJ・ロドリゲスが左足でピンポイントのクロスを供給。ファーサイドのC・ロナウドが頭で合わせたが、ボール1、2個分枠の右に逸れ、追加点とはならなかった。

 ホームで何とか同点に追いつきたいローマは、77分にデ・ロッシを投入。78分にはジェコがスルーパスを受けて左足シュートを放ったが、サイドネットに外れる。終盤は互いに攻め合うオープンな展開となった。80分にはペナルティーエリア内で突破を図ったフロレンティとカルバハルが接触したが、PKを告げる笛は鳴らず。スタディオ・オリンピコはブーイングに包まれた。

 レアル・マドリードは82分にJ・ロドリゲスを下げ、ヘセ・ロドリゲスを投入。すると86分、ヘセが大仕事をやってのける。ドリブルからペナルティーエリア右側へ差し掛かり、グラウンダーのシュートをゴール左隅へ突き刺した。貴重な2つ目のアウェーゴールで、レアル・マドリードが圧倒的に優位に立った。

 ローマは2失点目の直後にトッティを投入したが、最後までゴールを割ることはできなかった。試合は2−0で終了。レアル・マドリードがアウェーで先勝し、準々決勝進出へ大きく前進した。セカンドレグは3月8日、レアル・マドリードのホームで行われる。なお、ローマは次戦、セリエA第26節でパレルモをホームに迎える。レアル・マドリードは21日、リーガ・エスパニョーラ第25節でマラガとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
ローマ 0−2 レアル・マドリード

【得点者】
0−1 57分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
0−2 86分 ヘセ・ロドリゲス(レアル・マドリード)


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