メゾンキツネ新店舗は「ホテルオークラ東京へのオマージュ」 代官山に和の新拠点

「メゾン キツネ（MAISON KITSUNÉ）」が2月20日に、東京・代官山に国内3店舗目となる路面店をオープンした。新ブティックはクリエイティブ ディレクターの⿊木 理也が建物の設計から内装までを担当。オープンに訪れた黒木は、「ホテルオークラ東京へのオマージュ」と新店舗のインスピレーションについて語った。


メゾンキツネ 代官山の着想源は？の画像を拡大

　「メゾン キツネ」は2013年に国内初のショップを南青山に2店舗同時出店。パリのコンセプトを継承した「MAISON KITSUNÉ」と、和の要素を取り入れた「CAFÉ KITSUNÉ」の2店舗をブランドのフラッグシップショップとして位置づけている。
　新店舗のメゾン キツネ代官山は、代官山駅入口の交差点から代官山 T-SITE方面に向かう道沿いに位置する。店舗のエントランスには「MAISON KITSUNÉ」とキツネのモチーフの暖簾がかけられ、外装だけではなく店内も贅沢に木材を使用して和モダンな空間が演出された。大きなテーブル型の什器は漆でトリコロールカラーに仕上げられ、シューズのディスプレイに使用されたたんすの上では盆栽が花を咲かせている。
　「ホテルオークラ東京のヴィジュアルや佇まいが建物としてとても好きで、ノスタルジーを感じさせてくれる自分にとって本当に大事な場所だった」と振り返る黒木は、「モダンでありながらも独特の落ち着ける空間。そういった店を目指した」といい、オープン限定カプセルコレクションにも着想源を落とし込んだ。現在活動拠点を東京に置いていることから、「東京にいるからこそ日本のモダンを発信したい。外国の方々も多く訪れる場所なので、ブランドを通して日本の良さに触れるきっかけを提供できる新拠点となれば」と話した。

メゾン キツネ代官山住所：〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町20-14電話番号：03-6427-8274営業時間：11:00 – 20:00 不定休