お寺の住職が教える気持ちの整えかた

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2016年02月20日 19:42  新刊JP

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『感情の整理ができる人は、人生うまくいく』(SBクリエイティブ刊)
人には喜怒哀楽があり、ときにはその感情に心が振り回されてしまうこともある。しかし、ひとつの感情にとらわれ、その感情に引きずられることは、結局、自分の人生そのものを生きづらくしていることにもなる。

では、どうすればいいのか。心晴れやかに上機嫌で生きるための心を整理する50の言葉を紹介する『感情の整理ができる人は、人生うまくいく』(枡野俊明著、SBクリエイティブ刊)からご紹介しよう。

■むやみに数を気にしない

感情と上手に付き合うには、常識や当たり前のことから自由になることだ。

たとえば、数を気にしないこと。ツイッターやフェイスブックなど、ネット上の知り合いを増やし、多ければ多いほどいいと思っている人は少なくないだろう。友達が多いのが良くて、少ないのは良くないこと。そんな勘違いをしている大人は多い。本当に分かり合える友は2、3人いれば十分。たった1人でも構わない。上辺ばかりの友人を増やしたところで、心の支えにはならない。

■無理やり人をつなぎとめようとしない

「把手共行」という禅語がある。共に手を取り合って生きていくという意味だ。苦しいとき、悲しいとき、互いに励まし合いながら人生を歩んでいくことができる。そういう人間関係を築くことこそが大事だ。

この信頼関係を築くためには時間が必要であると桝野氏は述べる。考え方をぶつけ合ったり、心の中をさらけ出したりして、少しずつ信頼関係を作っていく。もしも、2人に隔たりができて埋められなくても、それは仕方のないこと。無理やりつなぎ止めようとせずに、自然の流れに任せる。いつの間にか関係が薄れていったとしても、これもまた1つの人間関係。そうして残った数人の友を大切に生きていけばいい。

■万人にやってくるご縁を見逃さない

運がいい悪いという言い方もするが、運というものは自分自身で変えられるものだという。「ご縁」という言葉があるが、寺の住職である枡野氏はこれを「因縁を結ぶ」という言い方をするという。「因」は「原因」のこと。何か原因があるから、ご縁を結ぶことができる。そして、善きご縁を結ぶには、その原因を作り出す普段の努力が大切ということだ。また、ご縁は万人に平等にやってくるもので、普段からその縁を見逃さないこと。「因縁」を良縁にするも悪縁にするも、すべて自分次第ということだ。

うまくいくこともあれば失敗して落ち込むこともある。マイナスなことだけでなく、何かいいことや楽しいことがあったときでも、浮かれすぎて失敗することもある。日々、さまざまな感情を抱きながら生きている。そのときの感情に流されず、自分の感情とうまく向き合う術を身につければ、人生が豊かになるはずだ。
(新刊JP編集部)

このニュースに関するつぶやき

  • この4年くらい言葉がうまく出ない。 きちんと話をしたつもりでもトンチンカンな事を話してる時がある。話をした時ズレがあると私もわかってる。感情が整理出来ずまとまらない言葉。…どうしてこうなってしまったのかしら。
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