30代から警戒を!突然死の原因「脳卒中」「心臓病」につながる動脈硬化

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2016年02月25日 12:11  QLife(キューライフ)

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57.7%は自分の血管を「自覚症状がなく健康」と回答も・・・

 自覚症状があまりなく、突然発症する「脳卒中」や「心臓病」。そのためか、20代から60代の男女723人を対象に行われた調査では、普段から「怖い」と感じている人が多いことがわかりました。これは、日本心臓財団と動脈硬化予防啓発センターが共同で運営する健康情報サイト「血管健康くらぶ」が行ったアンケート調査の結果です。

 これらの病気の原因となるの動脈硬化は、老化や余分なコレステロール、高血圧などで動脈が硬くなり、もろくなる病気です。進行すると血管の内側にできた脂肪の固まりが破れるなどして血栓ができ、血管が詰まって脳梗塞や心筋梗塞を発症します。

 調査では、57.7%が自分の血管を「自覚症状がなく健康」と回答していますが、発作が起こるまで自覚症状がほとんどないのが「怖い」ところ。健康診断などで進行度を把握しなくてはなりませんが、健康診断を「3年以上受診していない」人は30.7%。20代では43.8%にも達します。

30代から進行する動脈硬化

 動脈硬化の指標となる血中コレステロール値では、20代と30代は7割近くが「意識していない」と回答。血管年齢への関心も20代と30代は低く、半数以上が「気にならない」と答えました。いずれも40代になると、急激に関心が高まる傾向が見られます。

 しかし、今回の調査結果にコメントを寄せた帝京大学医学部付属病院の寺本民生先生によると、動脈硬化は、男性では30代から進行するといいます。理由は、若者が好きな麺類や脂の多い肉などの食事が血液中の中性脂肪やコレステロールを増加させるため。若いうちから血管の健康に気を使うことが必要としています。

 健康への意識は年々高まっており、調査でも「健康への意識が高い」と答えた人は「意識が低い」人の倍以上でした。ところが病気の知識となると不十分なようです。大切なのは病気について知ること。その上で、自分の健康状態を把握して、生活習慣を見直すのがよいでしょう。(林 渉和子)

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  • 30代から警戒を!突然死の原因「脳卒中」「心臓病」につながる動脈硬化  野菜中心生活になりつつある��դ� 今日は帰りにコンビニでキャベツの千切りを買おうw
    • イイネ!1
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