マリオット最高級ホテルが日本初進出 奈良に2020年開業へ

森トラストが、マリオット・インターナショナルの最高級ブランド「JWマリオットホテル奈良」を誘致し、2020年春に開業することを発表した。奈良県では初の外資系ホテルで、同ブランドにとっては日本初進出となる。

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　JWマリオットは、マリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランドで、ワシントンやハノイ、香港など世界25ヶ国に75軒を展開。上質かつリラックスした雰囲気のなかで穏やかな贅沢を提供するだけではなく、土地ごとの良さや文化を反映したサービスを行っている。
　日本初進出は、奈良県「大宮通り新ホテル・交流拠点事業（旧称：県営プール跡地活用プロジェクト）」ホテル事業計画によって実現。東大寺や唐招提寺、法隆寺、古代天皇陵など、日本を代表する名所が点在する奈良県北部に位置し、「JWマリオットホテル奈良」は敷地北東角に開発される。ホテルの延床面積は約1万5,000平方メートルで、客室は150室を予定。今年度中に基本設計などを完了し、2017年から2019年に建設工事を行う。奈良県知事の荒井正吾氏は「奈良に滞在いただけなかった国賓級のVIPを始めとする、様々な層の多くのお客様に滞在いただけることとなり、『国際観光都市・奈良』のブランド価値も一層向上できるものと大いに期待しております」とコメントを発表。マリオット・インターナショナルのアーン・M・ソレンソン社長兼CEOは「歴史的・文化的に重要な奈良という場所でお披露目できることはとても画期的なこと」と喜びを示している。同事業では、ホテルのほかにコンベンション施設や多目的広場、NHK奈良放送会館などを複合した再開発を計画している。