62%の母親、生理対策を「行った」と回答
この時期、受験生の敵といえばインフルエンザや風邪などの感染症。受験生を持つ親は、お子さんの体調管理に気を使っていることでしょう。そして感染症以外にももう1つ、女子の体調面で心配なのが「生理」です。試験前の緊張や受援勉強のストレスのせいで周期が乱れたり、急に生理になったりする場合もあります。
ライオン株式会社は、2015年に高校を受験し、かつ生理痛の経験があった女子の母親222人に対して調査を実施しました。その結果、娘の体調で心配だったことの3位に「生理痛(34%)」が入り、「急な生理」が心配だったと回答した親も19%いることがわかりました。
娘の高校受験に向けて、62%の母親が生理対策を「行った」と回答。具体的には「カイロや防寒具の用意」「生理痛の薬の用意」が6割を超えました。生理対策を行った理由は、「安心して試験を受けられるようにするため」や「予定日ではなかったが急に生理になった時の備えとして」が多く、親としての娘への気遣いがうかがえます。
「安心、気休め、念のため」に準備
高校受験に持っていってよかったものを聞いたところ、「生理痛の薬」「生理用品」が26%で、「使い捨てカイロ」「マスク」に次いで多い結果に。また鎮痛薬を準備した母親の50%が「安心、気休め、念のため」に準備したと回答しており、実際に服用したケースも10%ありました。
これから受験を迎える娘を持つ母親には、「安心のために準備はしておくべき」とアドバイス。それまで順調でも急に予定日が狂ってしまうこともあるため、生理用品と鎮痛薬を用意しておいた方が、気持ちにゆとりを持って受験できるという意見が多く聞かれました。
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また、調査を行ったライオンの山岸理恵子ヘルスケアマイスターは「備えあれば憂いなし」と、事前の生理対策を推奨。生理用品と鎮痛薬の他に、替えの下着やカイロも準備し、腰とお腹を温めて、痛みを感じたら早めに薬を飲むなどの対策で、試験に集中できるようアドバイスを送っています。(林 渉和子)
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