多くの人は、ヒーローと言えば「カッコイイ」「爽やか」「正義感にあふれている」、そんなキャラクターを思い浮かべる事でしょう。今回ご紹介する「カイジ」はその真逆。容姿は普通、職も無くバイトで生計を立てる日々(ストーリー後半になると仕事もしていない)。ストレス解消の為に他人の車のエンブレムを盗むような奴です。しかしギャンブルで追い込まれると、人が変わったように思考は冴えわたり目つきも変わり、一転、皆のヒーローとなるのです。
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⇒伊藤開司とは?(逆境無頼カイジシリーズ)
http://www.charapedia.jp/character/info/4472/
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■頭が良いのか悪いのか・・・
普段は冴えない男ですが、ギャンブルになると妙に頭が冴えてきます。悪知恵は働きますし、洞察力も観察眼も一気に鋭くなります。しかし、命がけのギャンブルに勝利し“皆のヒーロー”になった!と思った矢先、その後のしょぼいギャンブルで有り金を全て使い果たしたり、騙されて何億ものお金を持ち逃げされたりと不遇な目に遭う男、それがカイジです。
恐らく学校の勉強は出来なかったタイプだと思いますが、生きていく為の知恵や処世術についてはそれなりに身につけているようです。この“冴えている状態”を日常でも維持し続けられたなら、彼の人生思うがまま・・・だったのかもしれません。
■体を張って闘います
帝愛グループは、借金のカタに臓器を差しださせるような会社です。そんな帝愛グループに対しカイジは、内臓を取られていた方がまだマシだったのでは?と思うほどに体を張って闘います。限定ジャンケンでは背中に焼き印、高層ビルの間を鉄骨わたり、Eカードでは耳と指を失い、地下生活では粉塵まみれの現場で汗水たらして労働・・・。ギャンブルで深みにはまり、余計に抜け出せなくなる悪循環の真っただ中にいるカイジ。このままギャンブルを続けていれば、いつかまたどこかで命を削り体を張る羽目になるでしょう。
■数々の名言
カイジと言えばたくさんの名言があります。中でもビールについてのこのセリフが有名です。「キンキンに冷えてやがる!」「犯罪的だ・・・うますぎる」。ビール1杯でこれだけ印象深いセリフを吐けるのは、地下に捕らわれたカイジくらいのものです。
ギャンブルの中で真価を発揮する男「伊藤カイジ」。彼がギャンブルから足を洗う日はくるのでしょうか?いや、きっとこないでしょう・・・。
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★記者:あきにゃん(キャラペディア公式ライター)