都電荒川線7700形、5月デビュー - 7000形を大規模改修、2016年度に8両導入

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2016年03月18日 12:02  マイナビニュース

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東京都交通局は17日、都電荒川線の車両7000形の大規模な改修を行い、7700形として導入することを発表した。みどりの車両2両が今年5月から運行開始され、その後、えんじ3両・あお3両の順で2016年度末までに導入予定としている。


都電荒川線では、さらなる魅力向上や観光客の掘り起こしなどを目的に「荒川線アピールプロジェクトチーム」が結成されている。7000形は1950年代から都電で活躍した車両で、1977年にワンマン化改造が行われ、車体も新製。後に冷房化改造も行われるなど、長きにわたり都電荒川線の主力車両として親しまれてきた。同車両の更新に際し、8両を廃車とせずに改修し、7700形として再生させることになったという。


7700形は7000形の車体や装置類の一部(冷暖房装置や放送装置など)を再利用しつつ、台車や駆動装置、車内のシートを更新。車体デザインも見直し、「荒川線アピールプロジェクトチーム」の発案で「全盛期の都電をイメージした」クラシックモダン調の配色となった。乗車をスムーズに行うため、開口幅を90cmから1mに拡大。車内に設置された縦手すりやロングシート横の大型袖仕切りで安全性・車内快適性を向上させたほか、降車押しボタンも増設した。車内照明はLED照明に変更。車内表示器は液晶2画面となった。


台車は都電荒川線の新型車両8900形でも使用される新型台車を採用しており、乗り心地が向上。VVVF制御装置(直流を交流に変換して交流モーターを駆動する方式。電力の効率的な使用が可能)を搭載することで、エネルギー効率の向上も図った。


なお、7700形の運行開始を前に、3月28日12〜14時に一般公開も行う。「荒川線アピールプロジェクトチーム」が製作した「都電写真館ポスター」の掲示や都電グッズの販売なども予定しており、その他の詳細については別途、ホームページやTwitter公式アカウントなどを通じて発表するとのこと。


(上新大介)



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