宴会にも積極的なシニア世代、気づかぬ「脱水」にご注意を

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2016年03月24日 18:00  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

70代は50代に次いで飲み会の参加回数が多い

画像はリリースより

 旅行やスポーツを楽しむアクティブシニアは増えていますが、宴会に積極的なシニアも多いようです。宴会シーズンを挟む12月から4月の間に参加した飲み会の回数を年代別に調査したところ、50代の7.4回に続き、70代が7.1回で2番目に多いという驚きの結果が出ました。これは、味の素株式会社が30代から70代の男女500人に実施した調査で明らかになったものです。

 この調査で、宴会でつい飲み過ぎてしまうことがあるか尋ねたところ、「当てはまる」と答えた割合は30代が60.0%で最多。70代でも35.0%が飲み過ぎてしまうことがあるようです。さらに、飲み会終了後にアルコール摂取による体調の変化があるかという問いに対して、「当てはまる」と答えた70代は17.0%。これは30代の70.0%と比べて著しく低い結果でした。

 どうやら70代は若い世代に比べて、飲み過ぎても体調の変化を感じない傾向にあることがわかります。

アクティブシニアは水分補給もアクティブに

 30代より多く飲み会に参加し、お酒を飲んでも不調を感じない元気な「いまどきの70代」。しかし、実際は加齢による感覚機能の低下により、体調の変化を感じていないだけかもしれません。

 お酒を飲んだ後の体調不良。その原因のひとつに「脱水」があります。一般的に65歳以上になると脱水症になりやすいのですが、自分は脱水症になりやすい体質だと自覚している人の割合は、若い人よりシニアの方が低くなっています。加齢により喉の渇きを感じる機能が衰えるため、気付かぬうちに脱水症になっている可能性もあるのです。

 汗をかく夏だけでなく、飲酒後も注意が必要な脱水。高齢者は、身体の水分量が成人より少ないため、脱水症のリスクが高まります。喉の渇きや体調の変化を感じていなくても、積極的な水分補給を心がけるのがよいでしょう。(下玉利 尚明)

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