「だがしかし」に出てくる駄菓子を作ってみた！　アニメシ作ってみた第7回

アニメのキャラクターや風景、作中に出てくるごはんなど、アニメに関する様々なものを料理で再現するこのコーナー。第7回は、田舎の駄菓子屋が舞台のアニメ『だがしかし』に出てくる駄菓子を再現してみようと思う。

『だがしかし』は、実家の駄菓子屋を継ぎたくない主人公・鹿田ココノツの前に突然現れた駄菓子マニアの社長令嬢・枝垂ほたるが、ココノツに駄菓子屋を継がせようと奮闘するギャグコメディ。作中で実際の駄菓子が多数登場し、なじみ深い駄菓子の意外と知らない豆知識を次々と紹介してくれる。
駄菓子が魅力的に描かれるこのアニメを観ているうちに、だんだん自作してみたくなってきた。駄菓子を知るには、まずは作ってみなくては……！

■　駄菓子といえばコレ！　駄菓子の王道を再現してみた！

本作でも1話で登場する、駄菓子の中の駄菓子。様々な味が楽しめて1本10円という、誰でも一度は食べたことのあるあれだ。今回は、コーンポタージュ味を再現してみようと思う。


まず、裏面を見た結果、材料にはコーンの缶詰（クリーム）、砂糖、牛乳、パン粉、塩、コーンスターチ、パプリカパウダー、パセリ、コンソメをチョイス。材料を全部混ぜる。

混ぜたらクッキングシートの上に載せて広げ、その上に棒状に丸めたクッキングシートを置いて巻く。

そのまま熱した油に入れ、様子を見ながら、火が通った部分から表面のクッキングシートをゆっくりとはがしていく。

揚がったら中央のクッキングシートを抜き取り、もう一度軽く揚げれば完成！

表面に少し焦げ目がついてしまったが、意外とちゃんとあの棒っぽくなっていた。味もコーンの味がしっかりとついている。大成功！

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■　続いて、ほたるさんが惚れた、あの少年が目印の駄菓子！

「私、好きな人いるもの」とほたるさんが顔を赤らめた、あの少年が描かれた駄菓子。

材料は、ポテトフレーク、小麦粉、コーンスターチ、コンソメ、塩、砂糖、水を混ぜ、さらに醤油、パプリカパウダーを加えてみた。

見た目はマッシュポテトのような感じになった。

切ったクッキングシートの上に生地を伸ばし、平らにする。

あとは低めの温度からじっくりと揚げていく。

完成したのがこちら。自作だとやはり完全に平らに、とは難しいが、食感はサクサク！　味もじゃがいもの風味とコンソメが効いていて、かなり本物に近い味になっていた。

他にも、きなこのアレやラムネなど、自宅で再現可能な駄菓子は結構いろいろある。あの駄菓子マニアのほたるさんも、おそらくは駄菓子を自作したことはないだろう。そう思うと、思わず画面に向かって自慢したくなった。

【月乃雫】
アニメ、料理ライター　兼　料理研究家。「ダ・ヴィンチニュース」やこの「アニメ！アニメ！」、企業の会報誌などで原稿を書いたり料理をしたりしています。