C・ロナウドが3ゴール…レアルがヴォルフス撃破、大逆転でCL準決勝へ

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2016年04月13日 05:48  サッカーキング

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ヘディングで2点目を決めたC・ロナウド(右) [写真]=Getty Images
チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグが12日に行われ、レアル・マドリードとヴォルフスブルクが対戦した。

 6日に行われたファーストレグでは、ヴォルフスブルクがホームで2−0と快勝。レアル・マドリードにアウェーゴールを許さず、優位に立って敵地へと乗り込む。ディーター・ヘッキング監督は、ファーストレグと同じ先発11人を起用。元スイス代表GKディエゴ・ベナリオのほか、ブラジル代表DFダンテ、スイス代表DFリカルド・ロドリゲス、ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー、ブラジル代表MFルイス・グスタヴォ、ドイツ代表MFアンドレ・シュールレらがピッチに立った。

 一方、不利な状況でホームへ帰還することとなったレアル・マドリード。3日前のリーガ・エスパニョーラ第32節エイバル戦では4−0と快勝し、首位バルセロナとの勝ち点差を「4」に縮めた。中2日で迎えるセカンドレグで、ジネディーヌ・ジダン監督はファーストレグから先発メンバーを1名変更。右サイドバックのブラジル代表DFダニーロに代えてスペイン代表DFダニエル・カルバハルを起用した。

 レアル・マドリードの最後尾はコスタリカ代表GKケイロル・ナバス、最終ラインはカルバハル、ポルトガル代表DFペペ、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス、ブラジル代表DFマルセロが並ぶ。中盤にはドイツ代表MFトニ・クロースとブラジル代表MFカゼミーロ、クロアチア代表MFルカ・モドリッチが入り、前線にはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとフランス代表FWカリム・ベンゼマ、ウェールズ代表MFギャレス・ベイルが並んだ。

 立ち上がりからホームのレアル・マドリードがボールポゼッション率を高めてゴールに迫っていく。ホームの大観衆の声援を背に、ファーストレグで負った2点のビハインドを挽回すべく、攻勢をかけていった。

 レアル・マドリードの先制点は15分に決まった。右サイドをオーバーラップしたカルバハルがこぼれ球を拾ってクロスを上げると、相手DFに当たってコースが変わったボールがファーサイドへ流れる。待っていたのはC・ロナウドだった。難なく押し込み、ゴールネットを揺らした。

 C・ロナウドの先制ゴールで2試合合計スコアを1−2としたレアル・マドリード。鬼気迫る表情でゴールへの渇望を示したエースはわずか2分後、再びゴールネットを揺らす。17分、クロースが蹴った左CKに反応してニアサイドに飛び込み、ヘディングシュートをゴール右隅に決めた。

 立て続けの2ゴールで、2試合合計スコアは2−2のタイとなった。レアル・マドリードは立ち上がりほどの勢いでは攻撃を仕掛けず、バランスを重視した戦い方へとシフトした。連続失点を喫したヴォルフスブルクも落ち着きを取り戻し、試合は拮抗した展開となった。

 ファーストレグで得たリードを開始17分で失ったヴォルフスブルクは32分、アクシデントに見舞われる。ドラクスラーが負傷してプレー続行不可能となり、マックス・クルーゼがピッチに送り出された。前半は2−0で終了した。

 後半もホームのレアル・マドリードが攻勢をかけ、ボールポゼッション率を高めていく。56分にはペナルティーエリア左手前でFKを得たが、C・ロナウドのシュートは壁に当たって枠を外れた。60分には右サイドの背後へ抜け出したモドリッチがグラウンダーのクロスを送り、相手DFに当たったボールがゴール方向へ。あわやオウンゴールかと思われたが、GKベナリオが弾き出した。

 レアル・マドリードは65分に決定機。右CKに反応したS・ラモスが打点の高いヘディングシュートを放ったが、右ポストに当たってゴール方向へこぼれたボールをGKベナリオがキャッチした。

 ヴォルフスブルクは72分、再びアクシデントで選手交代を強いられる。ブルーノ・エンリケがマルセロとの交錯で負傷し、ダニエル・カリジューリがピッチへ送り出された。

 2試合合計2−2のまま、残り15分を切った。延長戦突入も視野に入る中、決着をつけたのはレアル・マドリードの背番号7だった。77分、ペナルティーエリア手前で得たFKをC・ロナウドが直接狙うと、壁の間を通過したシュートがゴール右隅へ吸い込まれた。C・ロナウドのハットトリックで、レアル・マドリードが2試合合計スコアを3−2とした。ついに逆転に成功した。

 ヴォルフスブルクは残り時間で1点を返せば、アウェーゴール数で相手を上回って準決勝進出が決まる状況だったが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。

 試合は3−0で終了。2試合合計スコアは3−2、レアル・マドリードが逆転で準々決勝を突破し、6大会連続のベスト4進出を決めた。

 レアル・マドリードは次戦、16日のリーガ・エスパニョーラ第33節でヘタフェと対戦。一方のヴォルフスブルクは同日、ブンデスリーガ第30節でブレーメンとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
レアル・マドリード 3−0(2試合合計:3−2)ヴォルフスブルク

【得点者】
1−0 15分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
2−0 17分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
3−0 77分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)

このニュースに関するつぶやき

  • ロナウド『準決勝の対戦相手はポルトガルのベンフィカがいいね』に爆笑したwwwポルトガル繋がりでもありリーガ勢を無駄に刺激する事もないセンスに溢れた答え方だったと思う
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