ベンゼマ、ユーロ欠場が決定「残念なことだけど」…仏連盟が発表

0

2016年04月14日 12:36  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

ユーロ2016のフランス代表に招集されないことが決まったベンゼマ [写真]=Getty Images
フランスサッカー連盟(FFF)は13日、レアル・マドリードに所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマを、今年6月から同国で開催されるユーロ2016の代表メンバーに招集しないと発表した。

 ベンゼマは現在、リヨンに所属する元同国代表MFマテュー・ヴァルブエナを“セックステープ”をもとに恐喝した事件へ関与した疑いを持たれている。FFFはベンゼマの代表招集を事件解決まで見送る意向を明かし、3月の国際Aマッチウイークでも同選手の名はメンバーリストには載っていなかった。

 また、フランスの首相を務めるマニュエル・ヴァルス氏が「偉大なスポーツ選手は、若者のための模範であるべきだ。私はFFFの幹部や、ディディエ・デシャン監督のような立場ではない。それでも、ベンゼマがフランス代表へ復帰することに正しい状況ではないと思っている」とコメントするなど、ユーロに向けたFFFの対応に注目が集まっていた。

 FFFによる今回の発表では、同連盟のノエル・ル・グラエ会長とデシャン監督がベンゼマの処遇について話し合いを行ったことが明かされたうえで、「ベンゼマをユーロ2016に招集しないことを決めた」と記されている。同連盟は「アスリートとしてのパフォーマンスは重要だが、代表招集における評価基準はそれだけではない。グループの中で、組織の団結に向けた働きをする能力や、模範的なふるまいを続けることも(招集するかどうかの)考慮に入る」と、ベンゼマを選外とする理由を述べている。

 なお、ベンゼマはFFFの発表に先立って、自身のツイッターを更新。「自分と、自分を応援してくれている人々にとっては残念なことだけど、フランスで開催されるユーロの代表に選出されないことになった」と綴っている。

 ユーロ2016は6月10日からフランスにて開催。自国開催大会に臨むフランスはグループAに入り、ルーマニアとアルバニア、スイスと対戦する。

このニュースに関するつぶやき

ニュース設定