出産は病院任せじゃダメ!産後の親子関係にも影響する「バースプランの考え方」

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2016年05月20日 20:31  &Mama

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筆者は第1子、第2子をアメリカで無痛分娩で出産し、第3子、第4子を日本の自宅で出産しています。かつて日本では助産師・産婆さんの介助による自宅出産の方が普通でした。ですが、“自宅出産”という選択肢を選ぶ事は全く一般的ではなくなっています。


出産が病院という場所で行われる事が当たり前の時代に私たちは生きていますが、出産を病院任せにして受け身の姿勢でいる妊婦さんが増えています。


今回は子育てアドバイザーであり四児の母である筆者が、自身の経験に基づく、“自宅出産のメリットと産後の親子関係にも影響するバースプランの大切さ”についてお伝えします。



■自宅出産のメリット3つ


(1)5分で終わる通り一遍の病院健診



筆者は妊婦期は特に問題なく正常な経過であったため、病院での検診はものの5分で終わるのが常でした。


体重、検尿を提出後、ずいぶん長い間待たされた後で、通り一遍の検診。「問題ありません、なにかありますか?」と医師に問われてもうまく答えられず、何もないですとどこか味気ない気持ちで帰路につきました。


医師の顔の高さまで自分のお股を持ち上げられる内診台は毎回屈辱的で疲労したものです。赤ちゃんのエコー写真だけが、検診という灰色の世界に唯一色づく、ワクワクするものでした。



(2)気持ちも身体もほぐれる助産師さんとの自宅健診



対して自宅出産は、担当助産師さんが血圧、子宮低長と腹囲をメジャーで測った後は、全身を軽くマッサージしてくれます。そこで気持ちも身体もほぐしてもらいながら、「最近足が冷えて」「前よりもそこが痛いです」「最近夫とケンカして」なんていう相談を軽い気持ちで話せます。


ものの五分で終わる病院の検診に比べ、自宅出産の検診は1時間は余裕でかかります。何も問題が無くても、です。


そんな風にして、出産と言うかけがえのない場面を共有する人との関係を作っていったのだなあ、と今では思います。介助してくれた助産師さんは、筆者にとって今でも大切な存在です。




(3)妊婦さんに合わせたオーダーメイドの自宅出産


病院はなんとも機械的で味気なく、医療機関側の都合で全てが決められています。対して自宅出産は、全てが妊婦さんに合わせたオーダーメイドです。


ちょっと昔に、桜沢エリカさんの漫画『贅沢なお産』という自宅出産を題材にした作品がありました。自分の家で、自分の都合で行う出産は、現代ではまさに贅沢。誰もが出来る事ではありません



■自宅出産を選ぶ妊婦は意識が高い!?


ですが、自宅出産を選ぶに当たっては、好きな食べ物、好きなファッション、好きな暮らしをしながら、「お医者になんとかしてもらう」という風には到底行きません。赤ちゃんを守るための暮らしを意識する必要があります。


もしそうした意識が低い妊婦さんは、場合によっては、助産師さんに断られることもあるのです。


自宅出産派はよく「危険性を顧みていない」などと批判される向きもありますが、筆者からすると、医療機関におんぶに抱っこ、出された薬と診断を疑わない人に比べたら、自宅出産を選ぶ妊婦は自分の健康に対して、比べ物にならないくらい意識が高く、責任を持っていると言えます。



■自分で出産方法を選ぶことの大切さ


思いもかけない医療介入で命が救われたものの、お産トラウマとなって子どもが可愛くない、次の子に踏み切れないという声もよく聞きます。お産は決して他人任せにするものではありません。


病院にしろ、助産院にしろ、自宅出産にしろ、大切なパートナーと、誰よりも自分自身とよく話し合う事で、満足の行く出産方法を選ぶ事が大切です。



いかがでしたか。


“バースプラン”を考えることは、出産後の親子の向き合い方や関係にも大きな影響を与えます。あなたは、どんな風に赤ちゃんと会いたいですか?


一度、ご自分の気持ちを見つめてみてくださいね。


 


【画像】


※  wavebreakmedia、Halfpoint、 Kzenon/ Shutterstock


【著者略歴】


※ mica・・・夫・姑・4人の子と共にシンガポール在住の子育てアドバイザー。暮らしニスタ、コラムラテ、阪急電鉄ブログでもコラムを執筆中。著者ブログにて、記事の裏話を更新しています!執筆依頼はブログよりどうぞ。


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  • 私も妊娠経過は超順調だったのに、微弱陣痛で促進剤使用、危うく緊急帝王切開になるとこだった。お産は最後まで何が起こるかわからんっての、忘れないでー(´Д`)
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