林原閣下が“アイドル声優使い捨て”に苦言を呈すも「実力なければ消えて当然」

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2016年05月21日 21:11  おたぽる

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おたぽる

『林原めぐみ』公式ブログより。

 どれだけ成功しても、どんなに栄光を飾った人でもいつかは衰えていくのがこの世の常。アニメ業界も例外ではなく、特にアイドルのような活動をすることもある女性声優の世界では、栄枯盛衰の勢いが過激になっているようだ。



『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイ役、『名探偵コナン』の灰原哀役など多くの有名作品に出演し、人気声優の地位を不動のものにした林原閣下こと、林原めぐみが雑誌『声優Premium(プレミアム)』(綜合ムック)に登場。90年代の女性声優ブームと女性声優界の光と影について語った。



 林原は1986年、テレビアニメの『めぞん一刻』で声優デビューを果たし、その後多くのアニメ作品に出演。さらにシングルとアルバムの両方でオリコンウィークリーチャートランキングのトップ10入りを果たすなど、声優だけでなく歌手としても活躍。



 そんな林原が声優業界の昔と今について、世代交代の早さや、声優界での使い捨て環境に苦言を呈した。声優専門のグラビア雑誌が創刊され始めた90年代、声優の顔出しについて、声を担当するキャラクターと自分自身とのギャップに戸惑ったという彼女。しかし世間では声優のアイドル化やマルチな活動が求められるようになり、音楽ライブやイベントなど、声優以外での仕事が激増。自分自身を売るという仕事に、流行りや旬という危機感を覚えたという。



 また、後輩である若い声優たちに対して、安くてかわいいからという理由で簡単に利用されないで欲しいともコメント。これには「最近、アニメはヒットしても声優はすぐに消えるしな」「どこ行った? という人、多いもんな」と共感する声が多いようだ。



 確かに、ヒット作に恵まれ一時的に売れっ子となっても、その後出演本数を減らしてしまう、という女性声優は存在するだろう。「○○とか、最近めっきり見なくなったな。ってか聴かなくなったって方が正しいのか」「一部のファンにしか求められてないからね。そもそも声優としての力がない」「アイドル仕事ばっかして、声優の仕事ができない奴が干されるのは当然だね」といった、声優としての有り方に対する意見もある一方で、「今のオタクって、ただ萌えたいだけのやつが多いんだよ。そいつら狙ってアニメ作ってるんだから、使い捨ては当然の結果」「良い作品作ろうとしてるんじゃなくて、興奮できるアニメばっか作ってるからこんなことになる。声優にも同じような役しか回ってこないから余計に悪循環」と、アニメ業界全体を嘆く声も多い。



 しかし、声優業界の中でも息の長い声優たちももちろんいるわけで、「めぐさんの意見には共感できるけど、アイドル声優ができていなかったら、ゆかりんは生まれてない」「アイドル声優でもほっちゃんや奈々ちゃんとか、生き残ってる人もいる。結局は実力があるかどうかなんじゃないか?」という声も。



 若い女性声優たちの入れ替わりが激しく、使い捨てのごとく働いている事情はアニメファンたちも理解しているようだが、田村ゆかりや堀江由衣など、厳しい声優業界を生き残っている人たちがいるのも事実。これから声優を目指す人は、確固たる決意と実力が必要となるのだろう。


このニュースに関するつぶやき

  • 丁度、最近の声優は声に特徴がなくて覚えられないという話をした。大体昔の声優さんは声を聞いたら「○○(声優の名前orキャラ名)だー」ってなるんだけど、最近の人のは・・・。
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