あなたはふとん派？ベッド派？
梅雨が訪れる前のカラッとした5月の晴天は、ふとんを干すのに最適の陽気。ポカポカのふとんで寝るのはなんとも気持ちがいいものですが、あなたはふとんの正しい干し方を知っていますか？株式会社プラネットが20代以上の男女4,002人を対象に寝具やふとん干しに関する意識調査を実施しました。
調査ではまず、日常で主に使用している寝具について尋ねています。結果は「ふとん」が47.3％で「ベッド」が51.9％とほぼ半々。性別で見ると女性の方が男性よりベッド派が多く、年代別では30代と50代でベッド派が多い傾向でした。
ふとんを使用する理由で最も多かったのは、「使わないときはたためば場所を取らない（48.4％）」。一方、ベッドは「片づけが不要（たたまなくてよい）」が65.0％で最多で、それぞれ何をメリットと感じるかで、どちらを使用するか選択している様子がうかがえます。同居人数別で使用割合を見ると、同居人数が多いほど「ふとん」の割合が高くなります。ベッドは場所を取るため、同居人数が多い場合は、たたんでしまえるふとんが重宝するということでしょうか。
使用しているふとんの種類を聞いたところ、掛ふとんは「羽毛」が56.5％で、敷ふとんは「綿」が33.4％で最多でした。羽毛ふとんを使っている人が過半数を占めましたが、体の上に直接羽毛ふとんを掛けて毛布を体の下に敷くという、最も保温効果が高いといわれる掛け方をしている人はわずか5.3％。約半数が羽毛ふとんを一番外側に掛けており、羽毛の保温効果を十分生かしきれていない人が多いことがわかります。
ふとんを干すのに最適なのは、天気の良い乾燥した日の午前10時から午後2時
次に、ふとんのお手入れについて聞きました。ダントツの1位は「外干し」の54.8％。次いで「寝室の換気を行う（21.2％）」、「ふとん乾燥機を使う（18.0％）」と続きます。外干しは天気が悪ければできませんが、天候以外に外干しできない理由について聞いたところ、「仕事や休みの日しか干せない」が42.7％で最も多い一方、花粉や黄砂、PM2.5など大気中の物質を気にしている人も多く見られました。
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また、自分が使っているふとんの種類に合ったお手入れ方法を知っているかという質問では、「知っている」「何となく知っている」が29.2％。「あまり自信がない」「知らない」が70.8％。多くの人がこれでいいのか確信のないまま、外干しでお手入れしているようです。
調査リリースでは、上手なふとん干しの方法も紹介されています。それによると、ふとん干しに適しているのは、天気の良い乾燥した日の午前10時から午後2時くらいまで。干す時は生地の痛みを防ぐため、シーツやカバーを着けた状態の方が良いとのことです。強く叩かず、ブラシなどで表面を軽く払うようにし、干す頻度は、綿や合成繊維は週に1〜2回、羽毛は月に1〜2回、羊毛は週に1回程度とのこと。参考にしてみてはいかがでしょうか。（林 渉和子）
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