「僕やってないもん!」非を認めない“嘘つきっ子”にママはどう対応すべき?

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2016年05月31日 22:31  &Mama

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子どもが悪いことをしたときって「僕やってないもん!」とごまかしたりしませんか?


親からすると「なんでそんなすぐバレる嘘をつくの?」と思ってしまいますが、子どもにいくら言っても、なかなか非を認めようとしませんよね。


しかし、そんなときに無理やり子どもに圧力をかけて非を認めさせるのは、よくありません。子どもが嘘をついたり、意地を張るのは理由があるからです。


では、そんな子どもたちにどう対応すればよいのでしょうか?


筆者の経験もふまえて、子どもへの対応をご紹介します。



■人間関係に支障をきたすかも…?「嘘をつきやすい」時期と内容とは


子どもが嘘をつき始める時期ですが、2歳から少しずつ嘘をつくようになり、小学生に入るころには、かなり嘘をつくようになると言われています。


実際、実体験としてよく話を聞いていると、いたるところに嘘が混じっていると感じるのではないでしょうか。


この嘘にはいくつか種類があります。


(1)成長とともになくなっていく「空想に近い嘘」


例えば、子どもが「ヒーローになれるんだ」「お人形さんがおしゃべりするの」など、自分の空想の世界を本当の話としてとらえていることがあります。


この場合はかわいい話ですし、大きくなるにつれてなくなってきます。



(2)人間関係に支障をきたす?「友達の気をひくための嘘」


「俺、たくさんゲーム持ってるんだ」とか、「昨日、自転車に乗れたんだ」とか、自分ができないことをできているように言って、友達の気をひきたいがための嘘です。


子どものうちはかわいいですが、大きくなるにつれてこのような形で気をひくのは、人間関係に支障をきたすので、少し気を付けた方がいいですね。



(3)ママやパパにも原因あり?「親に怒られないためにつく嘘」


こちらは誰もが経験していることだとは思いますが、毎回このような嘘をつくようですと、ママ側にも原因があるのかもしれません。


例えば、普段から厳しく叱っているようですと、怒られたくないという気持ちが働き、ついつい嘘をついてごまかそうとしてしまいます。



■子どもが「非を認めない」理由


そんな嘘をついた子どもに対し、「なんで嘘をついたの?」というような話をしても「僕、嘘ついてないもん」とか、「私のせいじゃないよ」と、なかなか非を認めないことがありませんか?


これには2つの理由があります。


(1)親に叱られたくないから


マイナスな要素なので、毎回このような気持ちを子どもが持っているとすると問題です。



(2)ママやパパに「わかってほしい」という気持ち


子どもは、そもそも自分の言っていることを、嘘でもわかってほしいという気持ちが強いです。


話をしていると嘘ということも忘れ、「とにかくわかってほしい!」という気持ちでいっぱいになります。



■嘘をつくわが子、どう対処したらよい?



そんな非を認めない子どもに対して、2つの対処法をご紹介します。


(1)追及すると余計に嘘つく?子どもへ「厳しくしすぎない」こと


子どもへ厳しくしすぎていないか、自分の態度を見直してみましょう。


特に、失敗や何か悪いことをしたときに厳しく追及していると、子どもは嘘をつきやすくなります。


また、嘘をついたときに無理やり言わせようとすると、余計に嘘をつくようになるので、子どもは失敗する生き物と割り切って、少し多めに見てみるといいでしょう。



(2)子どもの逃げ場奪ってない?「子どもの気持ちを受け止めてあげる」こと


いったん言い分を認めた上で「これはよくない」と伝えること。


言い分をきいてあげると、子どもにも「わかってくれた」という安心感が生まれて、話を聞いてもらいやすくなります。


『心の声に耳を傾ける 親と子の心のパイプは、うまく流れていますか?』にも述べられていますが、追い詰めて無理やり子どもに非を認めさせるのは、よくありません。


「親が自分の言うことを全く聞いてくれない」と感じ、子どもの逃げ場がなくなってしまうからです。



いかがでしたか?


子どもは親の鏡といわれるように、親が嘘をついていると子どもも嘘をつくようになります。


子どもが見ているところでは、下手な嘘はつかないように気をつけたほうがよいですね。



【参考・画像】


※ 親と子の心のパイプは、うまく流れていますか? – 明橋大二


※ aza_za / Shutterstock


※ Choreograph / PIXTA


【著者略歴】


※ 三尾 幸司・・・1979年生まれ。3児のパパ。某IT企業で営業をしながら、ワークライフバランスを実現し、たまに組織改革やダイバーシティ、女性活用などの推進に取り組み。また、NPO法人コヂカラ・ニッポンのメンバーとして、コヂカラMBAプロジェクトを進めており、子ども向けのキャリア教育やビジネスワークショップを実施。大手企業の社員の子どもや沖縄の高校生など、幅広く講演やワークショップを実施。


プライベートでは小中一貫校のPTA会長(4年目)として活動中。今までに1,000冊以上読んだ育児書やビジネス書のノウハウを元に、Blogや雑誌に子育てや教育に関する記事を寄稿し、子育てに関わる人の支援やアドバイス、将来の日本を支える子どもの教育や育成に力を入れている。AERA、Bonjureaha、サカイクなど寄稿多数。3人の子育てに毎日楽しくバタバタしてます。


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このニュースに関するつぶやき

  • 「うん、知ってるよ」とか「ママがやったんだよ」、「犯人はパパね?叩いてくるね」、「エイリアンがやったんでしょ?モルダー」みたいに予想外の返答をしたら子どもはどう返すのだろうか?非常に興味が。 「僕やってないもん!」非を認めない“嘘つきっ子"にママはどう対応すべき?
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