コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016開幕戦が3日に行われ、アメリカ代表とコロンビア代表が対戦した。
いよいよ開幕を迎えたコパ・アメリカ。同大会は南米サッカー連盟が主催する世界で最も古いナショナルチームによるサッカーの大陸選手権大会として知られている。原則4年ごとに行われる大会だが、今年は100周年記念として、昨年に続き2年連続の開催となる。今大会では南米サッカー連盟に加盟するアルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ウルグアイなど10カ国に加え、北中米カリブ海サッカー連盟に加盟するアメリカ、ジャマイカ、メキシコなど6カ国の合計16カ国が出場し、優勝を争う。
開催国として大会制覇を狙うアメリカはMFマイケル・ブラッドリー、FWクリント・デンプシーらが先発に名を連ねた。一方、2001年大会以来2度目の優勝を目指すコロンビアはMFフアン・クアドラード、MFハメス・ロドリゲス、FWカルロス・バッカらがスタメン起用された。
先制したのはコロンビア。8分、右からのCKをエドウィン・カルドナがゴール前に蹴り込むと、マークを外してフリーとなったクリスティアン・サパタが右足ボレー。低く抑えたシュートがゴール右下に決まった。
その後は互いになかなか決定機を作り出すことができないまま時間が経過したが、コロンビアが42分に追加点を奪う。左サイドからファリド・ディアスがクロスを上げると、このボールがエリア内のDFデアンドレ・イェドリンの手に当たりPKを獲得。これをJ・ロドリゲスがゴール右下に沈めた。
このまま2−0で前半を折り返す。
後半に入り60分、アメリカは右からのCKにゴール前のデンプシーが頭で合わせると、シュートは枠の右隅を捉えたが、ここはDFにクリアされてしまった。さらに64分、エリア手前右で得たFKをデンプシーが直接狙うと、このシュートも枠の右を捉えたが、今度はGKダビド・オスピナの好セーブに阻まれた。
コロンビアは73分、相手選手に倒されて肩を痛めたJ・ロドリゲスがギジェルモ・セリスとの交代でピッチを退いた。アクシデントに見舞われたコロンビアは77分、カウンターでディフェンスラインの裏に抜け出したバッカがGKと一対一の局面を迎えたが、右足で放ったシュートはクロスバーを直撃。3点目とはならなかった。
決定機を逃したコロンビアだったが、残り時間で大きなピンチを迎えることはなく、試合はこのまま終了。コロンビアが開催国アメリカを2−0で下した。
次節、アメリカは7日にコスタリカ代表と、コロンビアは同日にパラグアイ代表と対戦する。
【スコア】
アメリカ代表 0−2 コロンビア代表
【得点者】
0−1 8分 クリスティアン・サパタ(コロンビア)
0−2 42分 ハメス・ロドリゲス(PK)(コロンビア)