プロサッカー選手・細貝萌さんが慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)患者さんをアシスト

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2016年06月07日 18:10  QLife(キューライフ)

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バルーンといいね!で患者さんを支援

細貝萌選手(中央)ら関係者

 バイエル薬品株式会社は、「慢性血栓塞栓性肺高血圧症」(CTEPH)の認知促進と患者さん支援を目的とした活動「CTEPH バルーン・ドリーム」プロジェクトをスタート。Facebook内に、同プロジェクトの公式ページを7月26日までの期間限定で開設しました。6月3日、同プロジェクトのキックオフイベントが都内で開催され、トルコ・スーパーリーグのブルサスポルで活躍するプロサッカー選手で、CTEPHの啓発大使を務める細貝萌さんが参加しました。

 難病に指定されている病気のCTEPHは、chronic thromboembolic pulmonary hypertensionの略称で、「シーテフ」と呼ばれます。この病気は、肺の血管の内側に血のかたまり「血栓」が詰まり、血液が流れにくくなり、肺動脈にかかる圧が上昇する「肺高血圧症」の一種。特別な自覚症状はほとんどなく、息苦しさや身体のだるさ、胸の痛みなどさまざまな症状があらわれます。

 CTEPHバルーン・ドリームプロジェクトは、バルーン(風船)を患者さんの夢や希望の象徴としてとらえ、バルーンを使ったイベントや企画を通して、CTEPHの認知促進と患者さんを支援する活動です。今回のイベントでは、細貝選手や専門の医師、バイエル薬品社員、一般参加者が一丸となって、バルーンを膨らませ、そのバルーン1つを500円に換算。また、Facebook公式ページに押された「いいね!」を100円と換算して、その合計額をCTEPHをはじめとする肺高血圧症(PH)の患者さんの支援や団体活動に役立てます。

細貝選手「少しずつだけど力になれているかな」

活動への思いを語る細貝選手

 この日のキックオフイベントでは、細貝選手によるトークセッションやリフティングの披露、一般参加者による撮影会が行われました。30秒で膨らませた風船の数を競う「肺活量チャレンジ」では、細貝選手よりも多く風船を膨らませられた人に、直筆サインというファンにはたまらないプレゼントも。膨らませた風船は、世界的バルーンアーティストであるSHINOさんが作る巨大バルーンアートへ活用。CTEPH患者さんを対象に行われた事前のアンケートで「訪れたい国」第1位になった、フランス・パリのエッフェル塔が完成しました。

 2013年から3年にわたりCTEPH啓発大使を務めてきた細貝選手は、「患者さんの助けになるということで、たくさんの方に風船を膨らませてもらえましたし、僕自身も楽しくこのイベントに参加できました」とコメント。また、「こうしたイベントや僕のホームページを通じて、ファンの方から『良いことをしてるね』とコメントをもらうことがあります。CTEPH大使としての僕の役割は、この病気をたくさんの人に知ってもらうこと。なので、そういうコメントやメッセージをもらうと嬉しいですし、少しずつだけど力になれているかなと感じています」と、これまでの活動を振り返りました。

 キックオフイベントで完成したバルーンの数は1,244個。公式ページの「いいね!」数は、832件となり、支援金額は合計70万5,200円となりました。公式ページは、7月26日までオープンしています。まだ「いいね!」していない方は、ワンクリックでできるCTEPHの啓発と患者さん支援に参加しませんか?(QLife編集部)

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