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女のハンデを納得するためにこそ「産みたい」気持ち

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2016年06月16日 11:32  MAMApicks

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わたしが「子どもを産みたい」と思った理由のひとつは、「身体に出産機能がついているから、試してみたい」というものでした。以前もちょっと書きましたが、最新機能搭載の電化製品を買ったら、その機能を一度は使ってみたくなりますよね? それと同じような気持ちです。
【関連アーカイブ】「親のエゴ」でなく生まれる子はいない?
http://mamapicks.jp/archives/52172816.html

これにちょっと補足したいのですが、ただ「機能があるから使いたい」のでなく、そう思わざるを得ない、ちょっとせつない理由もあると思うのです。

というのは、この機能がついているために、女性はこれだけ社会でハンデをつけられてきたわけです。「女は子どもを産んだら、どうせ会社を辞めるから」という理由で、昇進に差を付けられ、職種に差をつけられ、採用に差をつけられてきました。


他人から「そうしなさいよ」と言われないまでも、女自身がその価値観を内側にとりこんで、自分からは昇進を望まなかったり、「仕事と家庭の両立」をしやすそうな職種を選んだり、ときには出産退社を選んだり、ということをしてきたわけです。

そのためいまの日本では、男女の賃金格差も、会社で管理職になる男女の比率差も大変大きく、先進国のなかでは群を抜いたトップ水準です。

だったらせめて、その原因となっている機能くらいは使わないと、割に合わないじゃないですか。

その機能を使わないのだとしたら、「ただハンデがついているだけ」です。「女だから」ということでつけられた差を、埋め合わせることができません。

社会的なハンデだけでありません。生理痛やPMSなど、出産機能に伴うありがたくないオマケは、ほかにもあります。

これまた電化製品で喩えると、最新機能を搭載した商品は、他の商品よりちょっと値が張りますよね? だったら、その差額分くらいは、最新機能を使わないとソンじゃない。
そんな気持ちも、無意識のうちに、あるんじゃないかと思うのです。

■「実際に産む」のはハンデがなくなったとき
「それなら、もし女が男並みに働ける世の中になっちゃったら、出産機能を使いたい気持ちが薄れて、ますます子どもを産まなくなるんじゃない?」
と心配する方がいそうですが、それはどうか。

「子どもを産みたいと思うこと」と、「実際に子どもを産むこと」は別の話です。後者を実現するためには、何しろお金が必要です。

いまは「子どもを産みたい」と思っても、経済的な理由からあきらめる人がたくさんいます。かつてのように、夫婦片働きでやっていける時代なら、男女間に格差があっても子どもは増えるのでしょうが、いまはそんな世の中ではありません。

女が子どもを産もうが産むまいがハンデなく働ける社会になれば、「機能を使わねば損」と考える人は減るかもしれませんが、「実際に産める人」のほうが、断然増えるでしょう。

まあ「実際に産める人」が「実際に産む」ためには、「婚姻」と「出産」を切り離すとか、いろんな価値観や規範を切り替えていく必要もあるのですが。

しつこく電化製品でたとえると、もし値段の差がなくなれば、最新機能にこだわらない人もその商品を買うようになるので、結果的に、最新機能を使う人も増えるよね、ということです。

ハンデをきつくしたって、産まないですから。

大塚 玲子
編集者&ライター。都内の編集プロダクションや出版社に勤めたのち、妊娠を機にフリーとなる。以来、書籍やムックの企画・編集・執筆などを行い、2014年からはWeb媒体にデビュー。結婚、離婚や子ども、家族をテーマにした仕事を数多く手がける。

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  • 勝手にしろ。その勝手のツケを男性や子供に転嫁するなよ。ま、何より何をエラソーに言ったところで、まず子種を男性から貰えなければ産めないけどな。そこをすっ飛ばして語る女が多いと感じるね。女一人で産めるもんなの?軽い思い付きで。
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  • 何が言いたいのか解らんが産みたい人も居れば産みたくない人も居る、それで良いと思うけど
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