ユーロ2016・グループステージ第2節が16日に行われ、グループCでウクライナ代表と北アイルランド代表が対戦した。
初戦は両チームとも健闘したものの、ウクライナはドイツ代表に、北アイルランドはポーランド代表にそれぞれ力負け。今試合は決勝トーナメント進出に向けて、なんとしても勝点3が欲しいチーム同士の対決となった。
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前半はウクライナがボールを支配するが、キックオフ直後に積極的なプレスを見せた北アイルランドがチャンスを作る。開始4分、北アイルランドはスチュアート・ダラスがペナルティエリア手前左から強烈なシュートを放つが、これは相手GKアンドリー・ピアトフにキャッチされる。34分には右CKから、ジェイミー・ウォードのボールに、中央のクレイグ・キャスカートが頭で合わせるが、シュートは枠を捉えられなかった。前半はスコアレスで折り返す。
後半に入ってウクライナは48分、左CKからニアサイドに飛び出したイェウヘン・セレズニョフが頭で合わせるが、シュートは枠に左に外れた。だが直後の49分、北アイルランドがセットプレーから先制に成功する。左サイドで得たFKから、オリバー・ノルウッドのボールに、ファーサイドでフリーとなったギャレス・マッコーリーが頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。
失点を喫したウクライナも直後の51分にチャンスを迎える。左サイドのFKから、中央のセレズニョフがヘディングシュートを放つが、これはGKマイケル・マクガバーンにキャッチされた。
58分、降っていた強い雨がひょうに変わり、試合は一時中断。選手は一時スタジアム内に避難するが、約3分後に再開された。
終盤は追い付きたいウクライナが攻勢に出る。71分、アンドリー・ヤルモレンコの落としに反応したヴィクトール・コヴァレンコが、エリア手前中央からシュートを放つが、わずかに枠の右に外れる。後半アディショナルタイム1分には、イェウヘン・コノプリャンカがエリア前中央で右足を振り抜くが、シュートは枠を捉えられなかった。
だが、後半アディショナルタイム6分、北アイルランドがダメ押しゴールを挙げる。右サイドからの折り返しに、エリア手前中央のダラスがダイレクトシュート。これは相手GKピアトフに阻まれるが、こぼれ球をエリア内右のナイアル・マッギンが押し込んで、ゴールネットを揺らした。直後にホイッスルが鳴り試合終了。北アイルランドが2−0でユーロで歴史的な初勝利を収めた。
この結果、北アイルランドはグループステージ2試合を終えて、1勝1敗の勝点「3」。敗れたウクライナは2連敗で勝点「0」にとどまった。次節、ウクライナは21日にポーランド代表と、北アイルランドは同日にドイツ代表と対戦します。
【スコア】
ウクライナ代表 0−2 北アイルランド代表
【得点者】
0−1 49分 ギャレス・マッコーリー(北アイルランド)
0−2 90+6分 ナイアル・マッギン(北アイルランド)