フェネルバフチェに所属するポルトガル代表MFナニの、バレンシアへ移籍する可能性が高まった。スペイン紙『マルカ』が28日に報じている。
同紙によると、フェネルバフチェの会長を務めるアジズ・ユルドゥム氏が、「ナニは来シーズン、バレンシアでプレーすることになるだろう」と同選手の移籍先を明言。移籍金は850万ユーロ(約9億6000万円)で6月30日よりも前に交渉が成立すると予測されている。
現在29歳のナニは、2007年夏からマンチェスター・Uでプレー。同クラブでは230試合に出場し41ゴールを記録した。その後、2014年にスポルティング・リスボンへレンタル移籍すると、今シーズンからはトルコのフェネルバフチェに完全移籍。リーグ戦28試合に出場し8得点をマークした。
ナニに対しては日本代表DF長友佑都が所属するインテルがオファーを提示したと伝えられていたほか、エヴァートンや古巣マンチェスター・Uが関心を示すなど、争奪戦が勃発。しかし同会長の発言を受け、バレンシアが獲得レースを制したと見られている。