自分の汗で最も気になることは「ニオイ」
蒸し暑さが増すこの季節は、じっとりとかく汗が不快な季節でもあります。汗をかくと、背中やわきの下の汗ジミなど、人の目も気になります。そこで、株式会社プラネットでは、20代以上の男女4,731人を対象に、汗と制汗剤に関する調査を実施。まず、自分がかく汗についての考え方を尋ねたところ、「汗をかくのは仕方がない。ただ目立たないようにしたい」「できることなら汗はかきたくない」「絶対に、汗はかきたくない」と、汗に否定的な人は71.0％でした。
次に、自分の汗と異性の汗が気になるか尋ねました。自分の汗については「とても気になる」「気になる」「少し気になる」を合わせると82.5％で、異性の汗が気になる割合は79.8％でした。男女別では、自分の汗も異性の汗も気になる割合は女性の方が男性より10ポイント以上高くなりました。また男女とも異性より自分の汗を気にする割合が高く、とりわけ女性は自分についても異性についても汗に対して敏感と言えそうです。
自分の汗で具体的に気になることは、「ニオイ」が72.0％で最も多く、「衣服の汗ジミ」「ベタベタして不快」と続きました。女性に限定すると「衣服の汗ジミ」が74.7％で最多。また女性は、「メイクが落ちてしまう」も40.3％と目立っていました。男性も女性も、汗で自分自身が不快という感覚よりも、「ニオイ」や「汗ジミ」など他人に与える印象や見た目の要素を気にしていることがうかがえます。
異性の汗で気になるのはダントツで「ワキ」
また調査では、異性のどの部位の汗が気になるか聞いています。男女ともに1位は「ワキ（70.1％）」で、2位の「額（42.9％）」とは約30ポイントの差が開きました。男女別で見ると1位と2位は同じでしたが、3位は男性が「首」だったのに対し、女性では「背中」でした。その他、「胸元」や「鼻」「腕」など、いずれも目に入りやすい上半身の部位が上位に入っています。
今回の調査では、汗対策についても質問しています。全体では「ハンカチで拭く」が43.2％で最多でしたが、女性の1位は「制汗剤を使う（57.4％）」で、男性の1位は「タオルで拭く（38.6％）」という結果でした。制汗剤の男性の使用率は27.8％で、女性の約半分でした。制汗剤選びで重視しているポイントでは、「制汗効果」と「消臭効果」がほぼ同数でトップでした。制汗剤選びでも、「ニオイ」を気にする傾向が見られました。
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最後に、汗にまつわるエピソードを尋ねたところ、「グレーの服を着ていたらワキ汗が目立ち、電車で吊革がつかめなかった」「夏になると濃い色の服は着られない」など、汗ジミを気にする声が聞かれたほか、「ニオイ対策に、自家製のミョウバン薄荷水を使っている」「うなじを保冷剤で冷やすのが、汗をひかせるのに効果的」など、自己流の汗対策を実践している人も。上手に汗対策して、夏を快適に過ごしたいですね。（林 渉和子）
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