ボルシアMGがオーストリア・ブンデスリーガのザルツブルクに所属する日本代表FW南野拓実の獲得に興味を示していることが明らかになった。3日、大手メディア『90min』のドイツ語版など複数メディアが報じた。
ボルシアMGは2015−16シーズンのブンデスリーガを4位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフ出場権を獲得。2季連続でのCL出場に向け、十分な戦力を整えたい同クラブが南野の獲得を目指しているという。
南野が得意とするサイドハーフのポジションには、FWアンドレ・ハーン、MFパトリック・ヘアマン、アメリカ代表MFファビアン・ジョンソン、ギニア代表MFイブラヒマ・トラオレらが所属。さらに1月の移籍市場では日本代表MF香川真司が所属するドルトムントからMFヨナス・ホフマンを獲得した。ホフマンとは2020年まで契約を結んだものの、チームを率いるアンドレ・シューベルト監督は同選手を評価しておらず、替わりに南野をチームに加えたいと考えているようだ。
南野の移籍金は250万ユーロ(約2億9000万円)とみられ、選手本人もドイツ挑戦に意欲的だと伝えられている。なお、移籍が実現した場合は渡欧から3年目でCL出場の可能性も広がる。
現在21歳の南野は2015年1月にセレッソ大阪からザルツブルクへ加入した。移籍一年目から主力として活躍すると、15−16シーズンはリーグ戦32試合に出場し、10ゴール4アシストを記録。チームの3連覇に大きく貢献していた。また、U−23日本代表、日本代表でも活躍し、リオデジャネイロ・オリンピックに臨む代表メンバーにも選出されている。