手軽に利用できる機能性表示食品は男性に人気

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2016年07月12日 12:00  QLife(キューライフ)

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機能性表示食品、購入経験者は2割

 食品に機能性を表示できる「機能性表示食品」制度が2015年4月に開始され、すでに1年が経過しました。株式会社電通のヘルスケアチームでは、20代から60代の男女1,000名を対象に「機能性表示食品に関する消費者意識調査2016」を実施。機能性表示制度や機能性表示食品の認知度を調査したところ、認知は80.4%で、2015年9月調査時の79.1%から1.3ポイント上昇しました。

 認知の度合いでは、「名称を聞いたことがある程度」が46.4%で最も多く、「ある程度、制度の内容を知っている」が26.5%、「制度の内容を知っている」は7.5%にとどまりました。ただし、「機能性表示制度とは何か」を正しく説明した上で、改めて「この制度は自分が知っていたものか」を確かめたところ、説明後でも79.6%が「知っていた」と答えました。やはり、「ある程度内容まで認知されている」と推察できそうです。

 機能性表示食品を1年以内に購入した経験があるのは21.6%で、男女別にみると、男性が24.9%と女性の18.3%を上回りました。健康機能の表示で購入意向が高まる食品について聞くと、「ヨーグルト・ヨーグルト飲料・乳酸菌飲料」が51.5%で最も高く、「食用油(46.2%)」「お茶(46.1%)」と続きました。

女性は食材や食事法をこだわる傾向

 今回の調査では、栄養バランスに優れ一般的な食品より栄養価が高い食品と言われる「スーパーフード」の認知度についても質問しています。スーパーフードという名称の認知度は52.1%で、女性は63.0%、男性は41.2%でした。特に女性20代の認知度が76.0%と高い傾向がありました。スーパーフードの中で3か月以内に摂取したことがある食品は「アサイー」「ココナッツオイル」がトップ2。以下僅差で「チアシード」「えごまオイル」と続きます。年代別では、女性の20代から30代で取り入れている割合が高い傾向がありました。

 健康知識としての「食事の仕方」については、25.3%が「ベジタブルファースト」を実践していると回答。特に女性の割合が高く、どの年代でも3人に1人が実践しています。また「低糖質な食事」は8.9%、「ファスティング(プチ断食)」は3.1%が実践しています。実践意向を見ると「ベジタブルファースト」が25.1%と最も高いものの、女性20代では「ファスティング(プチ断食)」の実践意向が14.0%と目立ちました。

 最後に、食品で摂るとしたらどんな効能や効果に興味があるか、選択肢を提示の上で聞いたところ、男性の1位は「内臓脂肪を減らす(55.4%)」で、女性の1位は「体脂肪を減らす(67.6%)」となりました。男性は手軽に利用できる機能性表示食品を取り入れ、女性は機能性表示食品だけでなく食材選びや食べ方などでも工夫しているという実態が推察できる調査結果と言えそうです。(林 渉和子)

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  • 機能性表示食品って自称効果があります、やからなぁ。
    • イイネ!1
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