「野菜をきちんと摂れている」は思い込み!ビジネスパーソンの95%は野菜不足

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2016年07月14日 12:00  QLife(キューライフ)

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野菜摂取の目標は1日350g以上

画像はリリースより

 身体に重要な栄養素が多く含まれる野菜。厚生労働省の調査によると、成人1日の平均野菜摂取量は直近5年間でほとんど変化がなく、2014年で292.3gと目標とされる350gを下回っています。そこでカゴメ株式会社は、特に野菜不足が危惧されている働き盛りの30代、40代ビジネスパーソン1,194人を対象に、野菜摂取に関する意識調査を行いました。

 普段の食生活において野菜が足りていると思うか尋ねたところ、「足りていると思う」と回答した人は27%だった一方、「足りてないと思う」と答えた人は50%でした。そこで「足りていると思う」と答えた317人が、普段の食生活で1日に野菜をどのくらい食べているか調査しました。すると95%が、目標摂取量の「1日に5皿(350g)」以上の野菜を摂取できていないことがわかったのです。

 さらに、この317人の野菜摂取量を細かく見たところ、「1日に1皿」が35%と最も多い結果に。次に多かったのは「1日に2皿」の31%で、「1日に0皿〜1皿」と答えたビジネスマパーソンも7%。これらを合わせると、野菜摂取が出来ていると考えているビジネスパーソンのうち73%が、1日に5皿という目標の半分にも満たないことがわかりました。

健康意識の高い人も9割超が野菜不足

 同社では、「今の食生活を改善したいと思い、実際に何らかの対策に取り組んでいる」「今の自分の食生活を続けて、10年後も健康だと思う」と回答した、健康意識が高いと予想されるビジネスパーソンを対象に、野菜摂取の状況を尋ねています。

 その結果、「今の食生活を改善したいと思い、実際に何らかの対策に取り組んでいる」と答えた280人のうち、「5皿以上の野菜を摂っている」人はわずか3%(8人)。「今の自分の食生活を続けて、10年後も健康だと思う」と回答した172人でも「5皿以上の野菜を摂っている」人は4%(6人)で、96%は5皿以上摂取出来ていないことがわかったのです。

 今回の調査により、働き盛りの30代、40代ビジネスパーソンの多くが野菜不足であることが浮き彫りとなりました。さらに、自分は野菜を摂取できていると思っていても、実際は必要量に達していないビジネスパーソンが95%いたという結果から、このような「野菜は十分に摂れているという勘違い」が、野菜摂取量の拡大を妨げている1つの原因ではないかと推測されます。しっかりと目標摂取量を把握した上で、食生活を改善していきたいですね。(林 渉和子)

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  • 【食問題】長時間労働あるいは低賃金労働が要因の1つである点に気がつかなければ改善はありえない。日本版ナチスに「健康という財産を奪われている」という自覚が必要。
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