熱中症、経験者の4割は屋内で発症

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2016年07月19日 14:00  QLife(キューライフ)

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夏バテ予防に意識が高いのは60代女性

 猛暑が続くことが予想される今年の夏。夏バテや熱中症の予防など、体調管理の重要性がさらに高まりそうです。そこで日本調剤株式会社は、20歳から69歳の男女1,000人を対象に、夏バテや熱中症に対する意識調査を実施しました。

 夏の暑さに強いか弱いか聞いたところ、「強い」「どちらかというと強い」が27.8%で、「弱い」「どちらかというと弱い」が47.7%。「弱い」人の割合が高かったのは、女性の20代と30代で、各60.0%でした。夏バテになった時の状態で最も多かったのは「疲れやすい」で48.0%。次いで「体がだるい、重い」「食欲がなくなる」と続きます。その一方、22.5%の人は「夏バテになることはない」と回答しています。

 夏バテしない体づくりのために心がけていることでは、「まめな水分補給」が47.5%で最も多く、「十分な睡眠」「1日3食しっかり食べる」と続きます。多くの項目で女性の60代が高い割合となった一方、「特にない」は20代男性が最多でした。また、夏バテ予防のために行っている対策を尋ねたところ、「エアコンの設定温度に気を付ける」が44.9%で最も多く、次いで「扇風機を使う」「夏用の寝具を使う」「外出時は日傘・帽子を使う」となりました。すべての項目で男性より女性の割合が高い傾向があり、夏バテしない体づくりの心がけと同様に、60代女性の割合の高さが目立っています。

熱中症経験者は約3割、7割が屋外で経験

 次に、熱中症になった経験があるか尋ねました。「熱中症になったことがある」人は8.1%で、「熱中症のような症状になったことがある」は19.9%となり、3割近くが熱中症またはそれに準ずる経験を持つことがわかりました。熱中症経験者が最も多いのは20代女性で34.0%。次いで30代男性が33.0%、50代女性が31.0%と続きます。

 熱中症の経験者のうち、「屋外」で熱中症になった人が70.7%と圧倒的に多かった一方、「屋内(自宅+自宅以外)」の人も42.1%と、意外に多いことがわかりました。屋内での発症のうち、「自宅」での熱中症経験は20.0%で、「自宅以外」が22.1%でした。症状では「めまいやたちくらみ、顔のほてり」が69.3%で最も多く、「頭痛」「吐き気やおう吐」「全身倦怠感、虚脱感」の順となりました。

 熱中症になった場合の対処法で知っていることを答えてもらったところ、「水分・塩分を補給する」が80.2%で、「涼しい場所に避難する」「脇の下、大腿部の付け根などの大きい血管を水やアイスバックで冷やす」と続きます。夏の体調管理に関する情報収集先は「テレビ」が71.9%で圧倒的に多く、「ウェブサイト」「新聞」は3割以下でした。暑さが本格化する前に、夏バテや熱中症の対策をもう一度確認するのがよいでしょう。(林 渉和子)

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このニュースに関するつぶやき

  • うちの高齢の親父は去年別件で入院し、その時の費用も大まかに伝えてるんで、「熱中症で入院した方がエアコンの電気代よりずっと掛かるし、もしまた入院したら、下手すると二度と家に帰れんぞ」って言ってます。
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