【米国発】"Back-to-School Sale"の季節、全米の子ども関連支出は増加傾向

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2016年09月06日 12:12  MAMApicks

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アラバマ州の母親が、「祝・学校初日!さみしくなるわ!」というようなメッセージつきでシェアしたユーモアたっぷりの写真がネットで大ウケ。こちらでは6月半ばから始まった夏休みもいよいよ終わり、新しい学年度の始まりだ。



投資家向けの情報サイト「The Motley Fool」の記事などでは、「全米小売連盟(National Retail Federation)によると、平均的な家庭では新学期に向けた消費額が増え、さらに景気が良くなっていることが伺える」らしい。

全米平均では、"K-12"(=キンダーガーテンから12年生:幼稚園から高校卒業までの12年間)の子どもがいる家庭の洋服・アクセサリー・コンピュータなどのエレクトロニクス機器・靴・文房具や弁当箱の平均消費額は673.57ドルと、昨年の630.36ドルから増え、全米の合計は273億ドル。学用品だけの場合、シアトルの日刊紙シアトル・タイムズによると、学用品を揃えるのに使われる金額の全米平均は、小学生は約196ドル、中学生は約327ドル、高校生は約374ドルとなっている。

それに向けて街の店でもオンラインでも "Back-to-School Sale"(=新学期セール)が行われる。学区や学校、学年で決められた文房具などの "school supply"(=学用品)は、このセールで揃えるのが一般的だ。全米各地に店舗のあるオフィス用品・学用品店チェーンの「Staples」などでは、オンラインでも実店舗でも文房具やバックパック、ラップトップやコピー用紙などを割引価格で販売する。

学用品に限らず、洋服や靴などもセールになり、シアトル発の高級デパート「Nordstrom」でも、子どもの衣料品コーナーは新学期仕様。この間にリニューアル&まとめ買いするのも手だ。

全米平均と言ってもアメリカは広い。物価が高いシアトルではもっと高くつくのかもしれないが、幸い我が家の場合、幼稚園から学用品購入リストは来ていないので、幼稚園の入園に備えて買ったのはお弁当用の保温ジャーだけ。このセールの恩恵を受けるのは小学校に入学する来年からのようだ。

大野 拓未
アメリカの大学・大学院を卒業し、自転車業界でOEM営業を経験した後、シアトルの良さをもっと日本人に伝えたくて起業。シアトル初の日本語情報サイト『Junglecity.com』を運営し、取材コーディネート、リサーチ、ウェブサイト構築などを行う。家族は夫と2010年生まれの息子。

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