アルコールの多量摂取により女性不妊が生じる

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2016年09月08日 00:01  妊活・卵活ニュース

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多量飲酒により女性不妊 先月31日、イギリス医師会雑誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)」にて、女性の飲酒量と生殖機能との関係性に関する論文が発表された。

論文によると、女性が1週間当たり14杯、あるいは、それ以上に飲酒した場合、生殖機能が低下する傾向にあるという。

デンマークの研究チームによる調査 デンマークの研究チームは、2007年6月から2016年1月に掛けて21歳から45歳までの女性6120人を対象に、前向きコホート研究を実施した。研究期間中、女性が妊娠するまで、最長12ヶ月間の飲酒量を調査した。

調査に際して、一杯当たりの飲酒量は、ビール1杯を330ミリリットル、赤ワイン一杯を120ミリリットル、デザートワイン一杯を50ミリリットル、スピリッツ一杯を20ミリリットルと定められた。

1週間当たりの飲酒量が14杯、あるいは、それ以上である女性では、受精周期307サイクルにおいて37人が妊娠に至った。 一方、全く飲酒しない女性では、8054サイクルにおいて1381人の妊娠が認められた。

また、1週間当たりの飲酒量が少ない場合(1週間当たり1〜7杯)、アルコールの種類に関係なく、生殖機能は影響を受けなかったという。

なお、解析結果であり、因果関係における確固たる結論には至っていない。

アルコールと生殖機能 アルコールは、月経周期や精子の質に影響を与えるといわれている。

例えば、アメリカ、イギリス、デンマークを含む数ヶ国は、国が正式なガイドラインを定めている。妊娠を望む女性は、アルコール摂取を控えることが推進されている。しかしながら、女性の不妊に影響を与える飲酒量は言及されていないという。

専門家らは、アルコールと不妊には因果関係があり、1週間当たりの飲酒量が4杯以下であっても、体外受精の出生率は下がると述べている。なかなか自然妊娠に至らない場合、男女共に飲酒量を減らすことを推奨している。

The BMJ

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  • 日本だったら、イメージ的に高知県、福岡県、群馬県あたりが頭に浮かぶが、他の県と違いが生じているのだろうか?
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