97.5%の母親がマスクの有効を認識
花粉の時期や冬場は特に、マスク着用が習慣化している人も多くなった昨今。ユニ・チャーム株式会社が小学生の子どもを持つ母親を対象にした「こどものマスクに関する意識調査」を実施。マスク着用に対する積極的な子ども、消極的な子どもそれぞれの理由が明らかになりました。
まず、子どものマスクの着用は風邪や花粉対策に有効だと思うかの問いに、97.5%もの人が「はい」と回答し、「いいえ」と答えたのはわずか2.5%。マスクは手軽にできる風邪対策としての認知度が高いといえます。それでは、子どもにマスクをつけてほしいときや、つけてほしいと思わない理由などを見ていきましょう。
半数近くの子どもが自ら積極的にマスクを着用
子どもにマスクをつけて欲しいと思うタイミングを尋ねたところ、「子どもが風邪の時」が84.5%で最多。次いで「風邪の流行期」81.6%、「学校の給食当番や掃除当番がある時」68.8%、「家族や友達など、身近にいる方が風邪の時」60.7%となり、風邪対策にマスク着用を望んでいる母親が多いようです。
この問いで「マスクをつけて欲しいと思わない」0.5%と回答した人以外で、子どもが自らマスクを着用するかを尋ねたところ、「積極的に着用」15.7%、「どちらかというと積極的」29.6%と、半数近くの子どもが自ら積極的に着用していることがわかりました。その積極的に着用している子どもは、何歳ごろから積極的に自らマスクをするようになったのでしょうか。最も多かったのが6歳で22.3%、次いで5歳17.2%、7歳14.2%、8歳10.6%、3歳10.2%、4歳9.9%で、小学校入学前後に積極的にマスクを着用するようになったことがうかがえます。
一方、マスクの着用に消極的な子どもは、どのような理由を挙げているのでしょうか。多かった理由は「息苦しいから」79.8%、「邪魔、煩わしいから」77.9%と、この2つが突出して多く、「耳の後ろが痛くなるから」46.6%が続き、子どもの多くがマスクに対して不快感を訴えているようです。さらに、子どもにマスクを着用してもらうために何か工夫をしているか尋ねたところ、「耳が痛くならないマスクを選ぶ」30.3%、「子どもが好きなデザインのマスクを選ぶ」26.4%、「息苦しくならないマスクを選ぶ」24.0%と、付け心地重視のマスク選びをしていることがわかりました。
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多くの母親は風邪対策としてマスクを着用して欲しいと回答している反面、子どもにとってはマスクの着用が快適とは限らないため、風邪をうつさない・うつされないためには、より快適な付け心地のマスク選びが必須となりそうです。(樹本睦美)
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