「まず謝れハゲ」波平の教育方法は酷すぎる!? 『サザエさん』でカツオを叱りまくる様子に批判が集中!!

43

2016年09月26日 20:11  おたぽる

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

おたぽる

アニメ『サザエさん』公式サイトより。

 9月25日に放送されたTVアニメ『サザエさん』(フジテレビ系)によって、またもやネット上が大賑わい。「自分も同じ境遇だったからわかるわー」「こうやってグレる子供が誕生していくんだな」との感想の声があがり、磯野家の家庭環境に疑問の目が向けられる事態を招いてしまっている



 その話というのが、作品No.7507「息子の説教」。ある日、波平が自分の部屋で書き物をしていると、外から男の子のくしゃみの声が何回も聞こえてきた。きっとカツオのものだと思い「うるさいぞ! 鼻をかんだらどうだ!」と怒鳴る波平だが、実は声の正体はカツオの友人の中島だった。すると波平の態度は打って変わって「あ〜そうか、そうか」と穏やかに。これにカツオは怪訝な顔をし、「ねえ、どうして中島ならよくて僕なら怒るの? ねえ!」と問い詰めると、困り果ててしまう様子の波平。



 またある日、仕事から帰ってきた波平は玄関口に落書きがされているのを見て、すぐさまカツオを叱りにかかるのだが、犯人はワカメだった。すると波平はコロッと態度が変わって「すぐに消しなさい」と優しく注意。これにもカツオは怒り心頭で「何でも真っ先に僕を疑うんだから!」と不満を漏らしていた。視聴者からも「これは可哀想」「長男の扱いってこんなもんだよな」「こんな上司は嫌だ」と波平に批判が集中することに。



 サザエ、ワカメ、タラオと比べて自分だけが強く怒られていると、姉と妹+タラオに主張し、「僕はうちの中で一番気の毒な男なんだ」と嘆くカツオ。サザエたちが「そんなことない」と慰めると、カツオは波平の悪行を暴くためにトラップを仕掛けることに。ワカメに汚い足で玄関から兄弟の部屋まで歩かせたのだった。



 廊下に付いた足跡を発見した波平は「カツオ! なんだこれは」と、まんまとカツオの策略に引っかかり、カツオと決めつけて怒鳴り散らした。騒ぎを聞きつけた磯野家の面々が波平とカツオの下に集まったところで、カツオは「みんな見たでしょ。確かめもしないで真っ先に僕が疑われていることを」と訴える。だが、なぜかサザエは「私だってまずカツオを疑っちゃうわ」と波平を擁護。波平も「ワシを責める前に、怒られるようなことをせんようにするのが先だ」とカツオの主張を一蹴してその場を去った。この流れでもやはりネットでは「まず謝れハゲ」「理不尽すぎる」「逆に怒るとはクズだな」「開き直りやがった」と波平に批判が多数上がっていた。



 しかし、波平も反省はしているようで「ちょっと言いすぎたか」「いや、わしは改めんぞ」「怒られるようなことばかりするカツオが悪いんだ」と葛藤。そんな時に波平は反抗期真っ最中の息子とその父親に遭遇。息子に無視される父親を見て、「まさかカツオもあんなふうに……」と心配は募るばかり。そしてついに「カツオのためと思っていたが、よく確かめもせず疑って叱るのは、しつけとして良くないな」と、考えを改めた波平はカツオに謝罪したのだった。



 カツオの普段の行いを考えれば、波平やサザエがすぐに怒り出すのも無理はないような気もするのだが、ちゃんと息子に謝ったことで、波平への評価は持ち直したよう。ちょっと現代の要素っぽいことを取り入れてみたといった風情の『サザエさん』。世の中のお兄ちゃんたちが“あるある”とうなずくなど、久しぶりに『サザエさん』で共感されることが多かったエピソードであった。


このニュースに関するつぶやき

  • まあ、サザエさんは昭和20年代〜30年代の話ってことになってるから、その時代は普通だったのかもね。生まれてないから、想像でしかないが。
    • イイネ!1
    • コメント 4件

つぶやき一覧へ(34件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

オススメゲーム

ニュース設定