INVOバイオサイエンス社がカリフォルニア大学に不妊治療技術を提供

0

2016年10月10日 05:01  妊活・卵活ニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

妊活・卵活ニュース

写真

不妊治療技術の提供 先月末、生殖医療機器メーカーであるINVOバイオサイエンス社は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校とパートナーシップを締結し、不妊治療技術を提供すると発表した。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校には、医療機器「INVOcell」と不妊治療方法「INVO procedure」が提供される。

医療機器「INVOcell」と不妊治療方法「INVO Procedure」 「INVOcell」は特許登録された医療機器であり、不妊治療での使用を目的としている。生体内(女性の体内)にて卵子と精子の受精、胚(受精卵)の生育を可能にするという。

「INVO Procedure」は不妊治療を合理化・効率化させる治療方法である。

現在、体外受精などの不妊治療では、採取された卵子と精子は医療機関の培養器にて胚(受精卵)へと生育される。一方、「INVOcell」を用いた治療では、女性の体内を培養環境とする。

そのため、従来の体外受精と比べ、治療費の負担、女性に対するリスクは軽減される。また、「INVO Procedure」による出生率は、従来の体外受精と大差ないという。

パートナーシップ締結と不妊治療の向上 マルセル・シーダーズ(Marcelle Cedars)教授が率いるカリフォルニア大学サンフランシスコ校IVFプログラムでは、生殖医療の提供だけでなく、新たな治療段階の開発や治療機会の増加に取り組む。

教授は、INVOバイオサイエンス社とのパートナーシップ締結により特許権がある医療機器が利用でき、治療機会の増加、治療の効率化が実現できると考えている。

INVOバイオサイエンス社の最高経営責任者であるケイテイ・カーロフ(Katie Karloff)氏は、カリフォルニア大学サンフランシスコ校とのパートナーシップを治療機会の増加と生体内治療の発展を促す機会と捉えている。

また、不妊治療の普及を目指し、カリフォルニア大学サンフランシスコ校以外のカリフォルニア州にある施設とのパートナーシップ締結を検討しているという。

INVO Bioscience

    ニュース設定