女性が乳がんを意識するタイミング、最も多いのは?

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2016年10月14日 12:00  QLife(キューライフ)

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10月は乳がん啓発活動を行う「ピンクリボン月間」

 フリーアナウンサーの小林麻央さんが、乳がんの闘病ブログを開設して以来、その内容が連日のように報道されています。懸命にがんと闘う彼女の姿に胸を痛めている方も多いかもしれませんが、女性にとっては決して他人事とは思えないことでしょう。

 折しも、10月は乳がん啓発活動を行う「ピンクリボン月間」です。ドコモ・ヘルスケア株式会社は、女性のカラダとココロをサポートする自社のヘルスケアアプリの利用者を対象に、乳がんに関するアンケート調査を実施。20〜50代の女性3,774人から回答が集まり、データを分析しました。

 その結果、全体の85.4%が乳がんに関心があると回答。なかでも、好発年齢とされる40代は89.0%と非常に高い関心を示していることがわかりました。乳がんを意識する瞬間は、「芸能人が乳がんになったのを知ったとき」が59.7%とトップで、メディアの影響力の大きさが感じられます。ここ最近では、小林麻央さんを始め、元プロレスラーの北斗晶さんや女優の南果歩さんなどが乳がんを告白。いずれもメディアで大きく取り上げられており、「明日は我が身」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

月経開始後8〜15日までがセルフチェックに最適

 乳がんは自分で早期発見できることもあり、早期であれば90%以上の人が治るとされています。そのために、欠かせないのが「セルフチェック」です。今回の調査でも、約8割が年に1回以上セルフチェックを行っていると回答。40代、50代では、毎月行っている人が2割を超えており、ここでも関心の高さがうかがえます。

 しかし、「セルフチェックに最適な時期を知っている」と答えた人はほぼ半数で、残り半数の人は最適な時期にチェックしていない可能性も…。最適とされるのは、月経開始後8〜15日の間です。この時期は、月経前から月経中にみられる胸のはりがおさまるため、しこりが見つけやすいのです。

 今回の調査リリースでは、3段階のセルフチェックが紹介されています。まずは、上半身裸で鏡の前に立ち、腕を下げた状態と頭の後ろで組んだ姿勢で、胸に変化がないかをチェック。次に、しこりを調べます。指の腹に強めに力を入れて、“布団の中の大豆”を探すような感覚で、乳房や脇の下のほか、鎖骨やみぞおちまでしっかりと触ります。最後に、乳輪の周りを押しながらつまみ、乳頭から分泌物が出ないかを調べて終了。「あのとき調べておいたら…」と後悔しないためにも、月1回、自分の身体と向き合う時間を持ちたいものですね。(菊地 香織)

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