海外旅行で体調不良の経験がある人は6割
旅とは、非日常を楽しむもの。海外旅行となると、その非日常感はさらにアップ。限られた滞在時間を目一杯楽しもうと、ついつい無理をして、旅先で体調を崩してしまった…という失敗談がある方もいるのではないでしょうか。
海外ホテルの予約サイトを運営する株式会社アップルワールドは、メルマガ会員1,029人を対象に、海外旅行の際の健康管理についてアンケートを実施。その結果を、「飛行機内での健康管理」、「現地滞在中」、「日本から持参するとよいもの」、「現地で体調を崩してしまったら」という4項目に分けて紹介します。
旅先で体調を崩したことがあると答えた人は、約6割。内訳は、「腹痛・下痢など」が61.2%と最多で、「風邪」(39.8%)、「頭痛・発熱など」(37.1%)と続きます。なかには、長時間のフライトや重い荷物を持つことによるとみられる「腰痛・ぎっくり腰」や、トイレに行けないことが一因の「ぼうこう炎」など、移動時間が長い海外旅行ならではの症状もありました。
空気の乾燥や冷え対策も万全に
飛行機内の健康管理法をみると、男女ともトップ3が「靴からスリッパに履き替える」、「意識的に水分を補給する」、「適度にストレッチをする」と、エコノミークラス症候群を意識していることがうかがえます。旅先で気を付けることは、「水や氷」と「飲食」が最多。その他の回答では、「ホテルでの乾燥対策」が目立ち、女性は38.9%と、男性の20.8%を大きく上回っています。女性は環境の変化に敏感なようですが、「寒さ対策におしゃれ腹巻きを常に携帯(40代女性)」するなどうまく対応しています。
健康管理のため、日本から持っていきたいものは「常備薬」が85.2%と断トツ。体調不良になったことがあると答えた人では、実に90%以上が常備薬を持参すると答えています。また、ここでも乾燥対策に関するものが見られ、携帯用加湿器やマスク、機内で食べる飴など、自分なりの健康管理法を実践している“旅上手”な方が多いようです。
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しかし、万全を尽くしても、体調を崩してしまうこともあるはず。常備薬で治したという声が多いなか、病院やホテルの医務室に行くなど、現地の施設を利用している人もいました。なかには、「日本料理店に行き、お勧めの薬を書いてもらい薬局へ」と機転を利かせた人もいます。せっかくの海外旅行、部屋で寝ていた…ということにならないよう、健康管理法を参考にしてみてください。(菊地 香織)
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