通信速度がWi-Fiの2倍!新規格「WiGig」搭載の機器、来年にも登場へ

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2016年10月29日 11:51  Techable

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現在使われている無線通信規格Wi-Fiより高速の通信を可能にする新規格「WiGig」搭載のスマホやラップトップPC、ルーターなどが、来年にもマーケットに出回る見通しだ。

世界の主なテック企業が加盟する非営利の業界団体「Wi-Fi Alliance」が、WiGigの認証を開始すると発表した。
・60GHz周波数帯
Wi-Fi Allianceによると、WiGigは60GHzという周波数帯を活用して高速通信を可能にする。

どれくらい速いかというと、現在使われているWi-Fiのトップスピードの2倍程度なのだという。
・VRや4Kビデオに最適
ただ、WiGigにはメリット、デメリットの両方がある。デメリットとしては、10メートルという近距離内でのみ利用可能という制限があること。これだと、例えば広い家の場合、WiGigルーター1台でカバーするのが難しいことも予想される。

一方、メリットとしては高速なのでVR機器の使用や4Kビデオの閲覧に活用できることが挙げられる。

特にVRのヘッドセットを使用するとき、現在は無線の速度が十分でないのでケーブルでPCなどにつなぐことが多いが、WiGigを使えば無線となり、より投入感を味わえるはずだ。
・WiGig対応製品が一気に増える?
WiGigは全く新しいものではなく、この技術を搭載した製品は既にマーケットにあるにはある。ただ、それらの数は限られている。

Wi-Fi AllianceにはAppleやソニー、Microsoftなどメジャー企業を含む600社が加盟していて、今回の認証開始によりWiGig対応の製品が一気に出回ることになりそうだ。

Wi-Fi Alliance

このニュースに関するつぶやき

  • それより、公衆WiFiの速度がとても遅いのの改善をして欲しい。
    • イイネ!1
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