2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第11節の5試合が10日に各地で行われた。
ボリビア代表が出場資格のない選手を起用したことによって処分を受け、前節終了時点から勝ち点と順位の変動があった南米予選。第11節では注目の一戦、ブラジル代表とアルゼンチン代表のライバル対決が行われた。ホームのブラジル代表は24分、MFフィリペ・コウチーニョの鮮やかなミドルシュートで先制すると、前半終了間際にはFWネイマールが追加点。後半にもMFパウリーニョが加点し、3−0とアルゼンチン代表を一蹴した。ブラジル代表は5連勝で勝ち点を「24」に伸ばし、首位をキープしている。一方、アルゼンチン代表は、予選4試合勝ちなし。勝ち点「16」でW杯出場圏外の6位に沈んだままだ。
2位のウルグアイ代表はホームでエクアドル代表と対戦。12分にセットプレーから先制すると、前半終了間際に追い付かれたものの、直後に勝ち越しに成功する。後半は両チームともに得点はなく、2−1でウルグアイ代表の勝利となった。ウルグアイ代表は勝ち点を「23」に伸ばしている。
また、今節開始前時点で勝ち点「17」の4位につけるコロンビア代表と、同「16」で5位のチリ代表の一戦は、0−0で終了。ホームのコロンビア代表が数多くのチャンスを作ったものの、ゴールネットを揺らすことができずにスコアレスドローに終わった。
次節は15日に開催。首位のブラジル代表は8位・ペルー代表とのアウェーゲームに臨む。2位のウルグアイ代表は5位のチリ代表と、6位に沈むアルゼンチン代表は3位のコロンビア代表と、それぞれホームで対戦する。
■2018 ロシア・ワールドカップ南米予選 第11節結果
コロンビア 0−0 チリ
ウルグアイ 2−1 エクアドル
パラグアイ 1−4 ペルー
ベネズエラ 5−0 ボリビア
ブラジル 3−0 アルゼンチン
■2018 ロシア・ワールドカップ南米予選 第11節 順位表(勝ち点/得失点差)
1位 ブラジル(24/+17)
2位 ウルグアイ(23/+15)
3位 コロンビア(18/+3)
4位 エクアドル(17/+3)
5位 チリ(17/+2)
6位 アルゼンチン(16/−1)
7位 パラグアイ(15/−5)
8位 ペルー(14/0)
9位 ベネズエラ(5/−12)
10位 ボリビア(4/−22)
(上位4チームがワールドカップ出場権獲得、5位のチームはオセアニア首位チームとの大陸間プレーオフへ)