インテルが2点先行から逆転負け、EL敗退へ…長友はフル出場も攻撃絡めず

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2016年11月25日 05:02  サッカーキング

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ハポエル・ベア・シェヴァ戦でフル出場した長友(右) [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節が24日に行われ、ハポエル・ベア・シェヴァ(イスラエル)と日本代表DF長友佑都の所属するインテル(イタリア)が対戦した。

 前節、日本代表DF吉田麻也所属のサウサンプトン(イングランド)に長友のオウンゴールが決勝点となって敗れたインテル。4試合を終えわずか1勝と、グループステージ敗退の危機に瀕している。決勝トーナメント進出のためには勝利が必須となるハポエル・ベア・シェヴァ戦では、長友がEL3試合連続となるスタメン。エースのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディや、イタリア代表FWエデルらも先発に名を連ねた。



 試合開始から攻勢に出るインテルは13分、先制に成功する。左サイドからエデルが弾道の低いクロスを供給。これに反応したイカルディがディフェンスを振り切って右足インサイドでゴールへ押し込んだ。

 さらに25分、右サイドでボールを受けたマルセロ・ブロゾヴィッチが、中央へカットインし左足でミドルシュート。するとボールは左ポストに当たってそのままネットを揺らした。インテルが2−0とリードしてハーフタイムを迎える。



 後半に入ってもインテルの勢いは止まらない。52分、エリア右でイカルディがDFを背負いながら縦パスを受けると、そのまま反転して右足を振りぬく。しかしシュートはクロスバーに直撃し、追加点とはならなかった。

 ハポエル・ベア・シェヴァは58分、右サイドのマハラン・ラディがフリーでアーリークロスを上げる。するとこれにルシオ・マラニョンがダイビングヘッドで合わせ、ゴール左隅にボールを流し込んだ。ゲームは1点差となる。

 勢いに乗るハポエル・ベア・シェヴァは68分、ディフェンスラインの裏へ抜け出しエリア内でシュートを放ったマオール・ブザクロが、GKサミール・ハンダノヴィッチと交錯してPKを獲得。ハンダノヴィッチはこの日2枚目のイエローカードを提示され、退場となった。ビッグチャンスを迎えたハポエル・ベア・シェヴァは、キッカーのアンソニー・ヌワカエメがしっかりとゴールに決め、同点に追いついた。



 82分、逆転を目指すハポエル・ベア・シェヴァはカウンターを発動。最後は左サイドを駆け上がったヌワカエメがシュートまで持ち込んだ。しかしこれは途中出場のGKファン・バブロ・カリーソが何とか防ぎ、失点を阻止した。

 それでも後半ディショナルタイム、ハポエル・ベア・シェヴァは、エリア内でフリーのベン・サハルがヒールパスを受けると、GKカリーソとの1対1を落ち着いて制し、値千金の逆転ゴールを挙げた。

 直後に試合はタイムアップ。インテルは2点リードから逆転負けを喫した。長友はフル出場を果たしたものの、効果的に攻撃へ絡むことはできなかった。勝利を掴めなかったインテルはEL敗退が決定している。

 グループステージ最終節でハポエル・ベア・シェヴァはサウサンプトンと、インテルはスパルタ・プラハ(チェコ)と対戦する。

【スコア】
ハポエル・ベア・シェヴァ 3−2 インテル

【得点者】
0−1 13分 マウロ・イカルディ(インテル)
0−2 25分 マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
1−2 58分 ルシオ・マラニョン(ハポエル・ベア・シェヴァ)
2−2 71分 アンソニー・ヌワカエメ(PK)(ハポエル・ベア・シェヴァ)
3−2 90+3分 ベン・サハル(ハポエル・ベア・シェヴァ)

このニュースに関するつぶやき

  • インテルらしすぎる負け方。 強すぎず弱すぎず面白い。 長友も出番もらえてよかったね。
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