「チャーハン+ラーメン」は、おじさんたちの常識?

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2016年12月02日 12:00  QLife(キューライフ)

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6割以上の中年男性が「重ね食べ」経験者

 ラーメンを“おかず”に、チャーハンをかきこむ。このように、複数の炭水化物を同時に食べる「重ね食べ」をする中年男性が6割以上いることが、小林製薬株式会社の調査でわかりました。組み合わせは「ご飯+うどん」、「パスタ+パン」などバラエティ豊か。なかには「ごはん+チャーハン」といった、「どっちも米やん!」と思わずつっこみたくなるものもあり、中年男性の自由な食生活が明らかになりました。

 調査は、40〜50代の男性310人を対象に実施。まず、最も好きな炭水化物を尋ねたところ、「ごはん」が61.3%と堂々の1位。2位の「めん類(29.7%)」、3位の「パン(8.7%)」を大きく引き離しています。また、半数の男性が外食時にご飯やめん類を大盛りにすると答えており、巷で話題の「糖質制限ダイエット」はどこ吹く風といったようです。

 さらに、約4割が「健康のためでも炭水化物を控えることができない」と回答。この炭水化物愛が“暴走”した結果が、重ね食べなのかもしれません。重ね食べのなかでも、8割の支持を集めたのが「チャーハン+ラーメン」のゴールデンコンビ。ラーメンはスープも人気で、「最もご飯が進むメニュー」として12.3%の人が「ラーメンの汁」と答えているほどです。

糖尿病の治療や食事制限に不安

 “食べ盛り”な中年男性たちですが、日頃から血糖値を気にしていると答えた人は4割以下で、6割以上の人は「気にしていない」と答えています。しかし、将来不安に感じる生活習慣病では、血糖値が大きく関わる「糖尿病」が3位という結果で、矛盾が生じています。

 糖尿病は患者数が年々増加しており、ふだんの食生活に注意を向ける必要性が高まってきています。アンケートで糖尿病に対するイメージを尋ねると、「治療が大変」、「食事の制限が辛い」、「重い合併症に繋がる」といった声が聞かれましたが、実際は、血糖値をさほど気にせず、好きなものを食べたいだけ食べている中年男性が多いようです。

 今回の結果を受けて、近畿大学医学部内分泌・代謝・糖尿病内科の伊藤裕進講師は「糖尿病を予防するためには、肥満にならない、体を動かすことと同時に、過食や脂肪、糖質(炭水化物)の過剰摂取をやめ、量・質ともにバランスのとれた適正な食事をとることが大切」と、食生活の重要性を強調しています。まずは、重ね食べから見直してみませんか?(菊地 香織)

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  • ラーメン+餃子より、個人的にはラーメン+炒飯。異論は認める。レンゲにすくった炒飯をほんの少しトンコツスープをひたしても美味い。隠し味に鍋肌からチャーシューの煮汁を回した炒飯なら最高。
    • イイネ!4
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