関東王者・明治大、三冠獲得ならず…大阪体育大が競り勝ってインカレ4強へ

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2016年12月12日 16:28  サッカーキング

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先制ゴールを決めた大阪体育大の後藤虹介(左) [写真]=内藤悠史
平成28年度 第65回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の準々決勝が12日に各地で行われ、町田市立陸上競技場の第二試合では明治大学(関東第1代表)と大阪体育大学(関西第3代表)が対戦した。

 総理大臣杯と関東リーグを制し、初の三冠獲得を目指す明治大は、10日の2回戦で九州共立大学(九州第3代表)に6−0と圧勝。シュートを1本も打たれない“完勝”だった。対する大阪体育大は、2回戦で法政大学(関東第5代表)に3−0と快勝した。両チームは総理大臣杯の準々決勝で対戦し、明治大が3−0で勝利を収めている。

 均衡を破ったのは大阪体育大だった。19分、MF後藤虹介が強烈なシュートを突き刺し、先制に成功した。さらに30分には、MF池上丈二がペナルティーエリア右側でパスを受け、右足を一閃。グラウンダーのシュートをゴール左隅へ決めた。

 2点ビハインドを負った明治大は前半終了間際、FW中村健人が最終ラインの背後を取ってドリブルからシュートを放ったが、相手DFにブロックされた。前半は2−0、大阪体育大のリードで終了した。

 迎えた後半、明治大は49分に反撃の狼煙を上げる。中盤を突破したMF道渕諒平(ヴァンフォーレ甲府加入内定)が鮮やかなドリブルシュートを決め、1点差に迫った。



 以降も攻勢をかける明治大は65分、左サイド深くまでオーバーラップしたDF河面旺成(大宮アルディージャ加入内定)のクロスからMF土居柊太がダイレクトで合わせたが、GK立川小太郎の好セーブに阻まれ、同点とはならなかった。

 70分以降、明治大が猛攻を仕掛けた。攻撃参加を繰り返した河面のクロスや前線のFW丹羽詩温(愛媛FC加入内定)、土居らが身体を張り、ゴール前に迫る場面が続いた。それでも大阪体育大は人数をかけて守備を固め、集中力を切らさずに応戦。明治大はMF渡辺悠雅を投入し、3バックにシステムを変えて同点ゴールを目指した。



 終盤も明治大は必死に反撃を試みたが、大阪体育大の守備が崩れることはなかった。試合は2−1で終了。大阪体育大が逃げ切って勝利を収め、ベスト4進出を決めた。明治大は三冠獲得の夢が潰えた。



 大阪体育大は15日の準決勝で、町田市立陸上競技場で日本体育大学(関東第3代表)と対戦する。

【スコア】
明治大学 1−2 大阪体育大学

【得点者】
0−1 19分 後藤虹介(大阪体育大学)
0−2 30分 池上丈二(大阪体育大学)
1−2 49分 道渕諒平(明治大学)

取材・文=内藤悠史

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  • 大体大の組織だった守備戦術に明治もやはりやられたか
    • イイネ!3
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