「年収」と「歩く速さ」は比例する
画像はリリースより
年収が高い人ほど歩く速さが速く、年収と歩行速度が比例していることが、ドコモ・ヘルスケア株式会社の調査でわかりました。同社のウェアラブル活動量計から得たデータを分析したもので、高収入者は“時は金なり”を体現しているようです。
「年収とボーナスに関するアンケート調査」と題して、ウェアラブル活動量計を利用している男女1,229人が回答。活動量計とは、腕に着けて生活することで、「歩数」や「時間」といった運動量だけではなく、「走行」、「早歩き」、「歩行」といった運動強度などもアプリで手軽に確認できるアイテムです。
年収ごとの平均歩行速度を集計した結果、平均年収415万円が含まれる「年収400万円以上500万未満」の層は、平均速度が2.69km/hでしたが、「年収1000万円以上」の層は3.13 km/hで、平均年収層の約1.2倍の速さで歩いている計算になります。ボーナスも調べたところ、年収とほぼ同様の傾向があり、収入の多さと歩く速さが比例していることがわかりました。
年収が高いほど、「早歩き率」も強く
次に、年収ごとの「早歩き率」について見てみましょう。早歩き率とは、歩く歩数に占める早歩きの割合のことです。分析の結果、平均年収層の早歩き率は22.3%なのに対し、「年収1000万円以上」では29.2%となり、歩行速度と同様に、年収が高いほど早歩き率がやや高くなることが判明。高収入の人は早歩きをすることが多いことから、せっかちな傾向にありそうです。
では、なぜ年収が高い人ほど速く歩くのでしょうか。仕事に追われて忙しく、移動の時間を無駄にしないために早歩きをしている、と考えることもできます。早歩きをすれば、年収が上がるというわけではありませんが、健康増進やダイエット、病気の予防のためには、早歩きを含めた歩数のアップが重要と言えるでしょう。
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勝ち組になるための仕事術や、老後にお金で困らないための資金運営方法など、雑誌やインターネットには、お金を巡る情報があふれ返っています。しかし、お金があれば必ずしも幸福になれるとは限りません。お金を使える健康な身体があってこそ、幸せと言えるのではないでしょうか。意識して早歩きをすることが健康につながる、さらに、その先の“成功”にもつながるのかもしれません。(菊地 香織)
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