性周期で変化、くすみや毛穴が目立ちやすく
画像はリリースより
「30歳はお肌の曲がり角」などと言われていますが、実は、女性の肌は毎月、“曲がり角”を迎えているのです。株式会社マンダムが「性周期と肌状態の関係」を調べたところ、基礎体温が高い高温期は、皮脂分泌量が多く肌のバリア機能も低くなることが判明。さらに、肌がくすみ、毛穴が目立ちやすくなることも確認されました。
アンケート調査は、30歳代の女性536人に実施。その結果、9割以上の女性が肌の不調を実感していることがわかりました。原因は、加齢のほか、食生活の乱れやストレスなど人それぞれ。そのなかでも、「ホルモンバランスの乱れ」と答えた女性が目立つことから、25〜35歳の女性22人を対象に、性周期とそれに伴う肌状態の変化を実際に調べました。
女性の性周期は、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4期。排卵期を境に基礎体温が上昇するのが一般的で、卵胞期は低温期、黄体期は高温期と呼ばれています。低温期と高温期の肌状態を比較すると、季節によらず、高温期の肌は皮脂分泌量が多い傾向にあり、肌のバリア機能が低下していることがわかりました。また、肌がくすみ、毛穴が目立つなど、見た目にも影響が現れていました。
「フィチン酸」に高い皮脂抑制効果
これまでに、同社は城西大学薬学部皮膚生理学研究室と共同で、皮脂抑制効果がある素材の研究を行ってきました。そのなかで、「ライスミルク」由来の「フィチン酸」に高い効果があることが、既にわかっています。
そこで今回、アラサー女性特有の肌不調に、フィチン酸がどのような効果をもたらすのか、テストを実施。女性の顔半分にフィチン酸を配合した化粧水、もう半分には含まない化粧水を、1日2回、6週間連用してもらい、左右の肌の状態を比較しました。結果は、フィチン酸配合化粧水を使用した肌に高温期特有の肌不調を抑制する効果が認められ、くすみも改善されていたといいます。
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同社では「経年による肌の老化とは異なる一時的な肌状態の悪化に対して『劣化』と捉え、今後、これらの知見を女性向けのスキンケア製品の開発に応用していきます」とコメントしています。(菊地 香織)
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