温水洗浄トイレの“正しい”使用時間は?

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2017年01月16日 12:01  QLife(キューライフ)

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QLife(キューライフ)

8割以上が「洗いすぎ」と判明


画像はリリースより

 あなたのおしりは大丈夫ー?温水洗浄トイレを使っている人の約8割が「洗いすぎ」ということが王子ネピア株式会社の調査で判明。1回あたりの平均使用時間が23秒と長いことや、1分以上使用している人も約1割いることなど、おしりに“優しくない”使用実態が明らかになりました。

 世界トップクラスともいえる日本のトイレ文化。なかでも、温水洗浄機能がついたトイレは世界的に見ても珍しく、「自国に持って帰りたい!」と熱望する外国人の声も。内閣府の調査によれば、一般家庭での温水洗浄トイレの普及率は80%を超えており、今や日本人の生活になくてはならない機能となっています。

 王子ネピアでは、20〜40代の男女各300人を対象に「おしりやデリケートゾーンのケアに関する意識調査」を実施。ケアとして、温水洗浄トイレで洗っていると答えた人は44%で、そのうち約8割は1回の使用時間が10秒以上と「洗いすぎ」の傾向にありました。トラブルを感じたことがある人は、男性が6割以上、女性が8割以上で、「かゆみ」「におい」「ムレ」がトップ3。さらに、女性は「おりもの」も加わり、多くの人が悩みを抱えています。

おしりは、顔の皮膚よりも敏感!

 悩みを抱えるのもそのはず、おしりやデリケートゾーンの角質層は5層程度。顔の約半分の薄さしかなく、文字通り敏感な部分なのです。健康な皮膚には異物の侵入や水分の蒸発を防ぐ「バリア機能」がありますが、必要以上の拭きすぎや洗いすぎはバリア機能の低下を招き、かゆみやにおいなどの肌トラブルにもつながる恐れがあります。

 では、温水洗浄トイレの適切な使用時間はどれくらいなのでしょう?しのぶ皮膚科の蘇原しのぶ院長は同調査のプレスリリースで「水圧を弱く設定し、5秒以内でさっと洗う程度で十分です」と解説。さらに、「洗浄後には、やわらかいトイレットペーパーやウエットタイプのおしり拭きなどを活用した、仕上げのひと拭きも大切です」とも語っており、「5秒以内の洗浄+仕上げ拭き」が正しいケアのようです。

 肌トラブルを起こさないためには、温水洗浄トイレの正しいケアを実践すると同時に、お風呂で洗う際もボディタオルなどでこするのではく、手で優しく洗うこともポイント。デリケートゾーンを清潔に保ち、毎日を爽やかに過ごしましょう。(菊地 香織)

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